ここ最近は動画に注力しているのでYouTubeにアップした動画をこちらにも掲載する投稿が増えています。
一方で引き続き輸入総代理ビジネスの一環としてクラウドファンディングも継続しており、そちらも数字が伸びています。
とはいえ、動画と輸入総代理ビジネス、一見すると関連性が無く、一貫性のないビジネスになっているのでは?と感じる方もいらっしゃるでしょう。
事実、私自身はここ最近、非常に悩んでいます。
悩んでいるといっても悪い意味では無く、これから益々ひとりカンパニーを強固なものにしていくための悩みです。
このブログで様々な内容を発信しており、おかげさまで定期的にLINE@からもお問い合わせを頂くようになりました。
国内転売で稼ぎたい人、輸入転売で稼ぎたい人、輸入総代理やブランド構築をしたい人、様々な方がいらっしゃいます。
そういった方々から連絡を頂くと私自身も励みになりますし、自分の知っていることであればお伝えしたいというスタンスです。
とはいえ、私自身もまたひとりの事業者、ひとりカンパニーの代表として日々チャレンジしており、当然ながら失敗もあります。
幸い、私が参加している輸入商社コミュニティPIUには多くの経営者が参加しており、様々な商品(物販)のことをはじめ、経営のこと、あるいは輸入とは全く別事業の話も聞くことができます。
転売系コミュニティの落とし穴
一般的に物販ビジネス、特に転売系のコミュニティや塾というのは代表者や主催者が絶対的な存在で、その人たちのやり方をひたすら真似する、あるいはコンサル生の中で稼ぎ始める人が出てくると、その人も講師役?に変わっていってノウハウを教える、みたいな構造になります。
それ自体は決して悪いとは言いませんが、そういったコミュニティで何が軸になっているかと言えば「お金稼ぎ」です。
その証拠に話のほとんどは「いくら稼げた」とか「何個売れた」みたいな話に終始するわけです。
何が言いたいかというと、例えば長期的な経営のこと、他の事業へ応用できること、あるいはそもそもそのビジネスが長期的に生き残っていくために必要なことなのか?
といったことに触れる機会がほとんどありません。
なぜなら、講師陣は自分がプレイヤーとして稼ぎ、一通り成果を出したらプレイヤーからコンサルティング(講師)に転身してノウハウ販売やコミュニティ運営をする立場になるので、ポジションがすり替わります。
(すり替わると書くと悪い印象かもしれませんが、実際そうかなとは思います。)
別に他のコミュニティが悪いとかそういった話では無く、ただ目の前の「お金稼ぎ」にしかフォーカスしなくなり、それが正しいと思い込んでいる、稼げていればいいと思い込んでいる。
あるいは長期的な計画を立てることすら頭には無く、もはや思考停止とも言える状態になってしまいます。
もちろん、全員がそうと断言することはできませんし、私の知っている方でも真っ当にやっている方もいらっしゃいます。
ただ多くのコミュニティがそういった傾向にあるのも事実だと言うことです。
最近の悩みとは
少し話が逸れましたが、私が何を悩んでいるかと言えば、
長期的にひとりカンパニーを継続していくための仕組み作りです。
私自身もビジネスのキャリアは転売ビジネスからスタートしています。
転売ビジネスの良いところは他社ブランドと他社プラットフォームを使ってビジネスができるので、自分自身の能力はほとんど必要ありません。
要は売れている商品を利益が出る価格で仕入れして販売できれば成り立ちます。
当然、その分だけ誰でも出来るビジネスですので、競合が多いのも事実。
またブランドやメーカー本体からしてみれば転売で生計を立てている事業者は自分たちが開発、製造した商品のブランドイメージを崩すことにもなるため、毛嫌いされる立場です。
しかし、お金稼ぎという意味では稼げるのも事実です。
ですから、これからビジネスを始めたい人、あるいは本業をしながら別の収入が欲しい副業希望の人には向いています。
私も転売ビジネスで一通りの成果が出たおかげで独立でき、法人設立もできました。
ただ、それを一生涯にわたってやっていくのか?
事業として「転売」が柱の会社でいいのか?
と言われると答えはNoでした。
だからといって転売をメインにしている人を否定するわけではなく、私自身がそう考えている、ということです。
こうした背景から、自社でブランドを持つことや商品開発をすること、いわゆる輸入総代理やブランド構築(OEM・ODM)へとシフトしていきました。
そのために輸入商社コミュニティPIUに参加し、多くの経験と学び、そして出会いがありました。
もちろんそれ自体は今後も継続していきますが、物販ビジネス以外に仕入れの要らない、コストの掛からないビジネスも必要だと感じるようになりました。
別に物販ビジネスを辞めたいとかそういった話では無く、物販ビジネスの良さである仕入れた商品が資産としてすぐに販売できる、という強みを活かしながら、原価の掛からない創造的なビジネスも育てていきたいというところです。
動画にコミットする覚悟と勇気
本来、ビジネスのやり方は二通りしかありません。
専門的にやるか、多角的にやるか。
前者は私たちのようなひとりカンパニーの規模感にマッチしています。
後者は大きな資本力と労働力が必要なため、大企業向きです。
つまり、初めから答えは見えていて、
私たちのようなひとりカンパニーの仕組みで生き残るためには1つのことに特化して専門性を高めるのがベストです。
私の周りでも、例えば低温調理器を販売しており、その周辺コンテンツも整え、言わばそれだけで成り立っている方がいます。
あるいは、自転車用品に特化して自転車業界の新鋭として活躍されている経営者もいます。
私はと言うと、正直なところ何かの分野に特化出来ているわけではありません。
よく言えば様々なジャンルにチャレンジして経験と知識を積むことはできています。
しかし悪く言えば専門性に欠けていて、一貫性がないとも言えます。
そこで新たな柱を作り、コミットするための1つの材料として「動画」が出てきました。
そこに至った背景はまた詳しく書きますが、先月からYouTubeチャンネルを開設して動画をアップし始めたのはその一環です。
別にユーチューバーになりたいわけではなく、新たなサービスの一環として動画制作を勉強し、自分自身の影響力やトーク力を磨くためにYouTubeに出演しています。
それは「お金稼ぎ」ではなく、長期的にひとりカンパニーを強固にしていくための第一歩です。
はっきり言って、YouTubeだけで稼ごうと思ったら相当時間が掛かりますし、全くお金稼ぎにはなりません。
なので、お金稼ぎという観点からすれば、これからYouTubeを始める意味はありません。
しかし、長期的な観点で捉えたときに、まだまだ動画市場、YouTube市場は成長の余地があります。
また、自分自身が動画制作というスキルを学び、実践していくことは今後の財産にもなります。
ひとりカンパニーの本質は自分を磨くこと
ここにひとりカンパニーの本質があるな、と自分でも改めて感じました。
ひとりカンパニーである以上、何をしようが自由です。
お金稼ぎをするも良し、その実績を使って人を集めるも良し、ひたすら技術を磨いて職人的に生きるも良し。
ただ、ひとりカンパニーの本質、重要なことはビジネスを通じて自分を磨き、一生涯にわたって稼ぎ続けることです。
この「稼ぎ続ける」にも重要な意味があって、ただのお金稼ぎではなく、自分が積み重ねた知識や経験が活かされてこそ意味があります。
要は、他人や他社に依存する稼ぎ方では意味が無いと言うことです。
物販ビジネス業界ではよくある話として、Amazonのアカウントが停止になった瞬間に事業が終わる、という話があります。
確かに私も今Amazonアカウントが無くなったら困りますが、しかしそうなっても生きていけるスキルはあります。
例えばこうしたブログでの発信もそうですし、WEBサイト構築も出来ますので、そういった別の道を歩めます。
話を戻すと、他人や他社に依存せず、自分だけの力で生きていけるスキルを構築することがひとりカンパニーの本質です。
もちろん、他人に依存しないというのは、取引先を開拓しないとか、他人と一切の関わりを絶つということではありません。
ビジネスの中で他人や他社と協力が必要な場面は必ずあります。
私も今、多くの人に助けられています。
しかし、あくまでも個人と個人、あるいは企業と企業の繋がりです。
お互いがお互いに依存する関係では無く、協力し合い、高め合う関係が重要です。
そのために自分が提供できるスキル、知識、経験があるに超したことはありません。
むしろ、これからの時代はそうした提供できるスキル、知識、経験がある人が生き残り、無い人は淘汰されていくでしょう。
これは会社員であっても同じです。
会社の中で自分のスキル、知識、経験を提供できなければ会社から必要とされません。
会社から必要とされない人が独立したところで、今度は世の中(社会)からも必要とはされません。
偉そうなことを言っていますが、これは自分自身にも言えることです。
私自身もまだまだ道半ばですが、ひとりカンパニーの本質はぶらさず、コミットしていきたいと考えています。
合同会社FRONTIER TRADE代表社員。
一人でも出来るビジネスを通じて一生涯に渡って稼ぎ続ける情報を発信するメディア「ひとりカンパニーのススメ」を運営。自らもひとりカンパニーとして輸入総代理ビジネス、Webサイト構築、メディア運営、YouTubeなどに取り組む。