11月4・5日にかけてPIU BizTerrace(ビズテラス)のイベントとして『新商品開発グループワーク合宿』を企画・実施しました。
今年は新型コロナウイルスの影響もあってオンラインでのセミナーや交流がメインとなってしまったため、久しぶりにメンバーが集まる機会にもなりました。
今回のテーマである『新商品開発』は前回、9月28日に『コロナに負けない・成長の秘訣は市場作り・強い売りモノだけをつくる方法』と題した座学だけのセミナーを講師の方をお招きして実施しました。
今回はその続編ともいえる、超実践的なフレームワークを使って実際に頭を使い、商品アイデアを考えるグループワークという位置づけで開催。
私自身もPIU BizTerrace(ビズテラス)の運営サポートをしながら参加者としても参加させていただきました。
これまでに様々な商品を仕入れたり、海外代理店として輸入したり、OEM・ODMで開発製造したことがあります。
しかし、ハッキリ言って「もっと早くこのフレームワークを知っておけば良かった」と後悔するくらい、充実した内容でした。
物販ビジネスはもちろん、物販以外のビジネスにも応用できる考え方。
有料の内容なので抽象的にはなりますが、アウトプットしていきたいと思います。
「何となく売れそう」は失敗のもと
私は9月下旬と今回、どちらのセミナー・グループワークも参加しました。
そこで学んだことは正直なところ物凄く真新しいことではありませんでした。
しかし、逆に言えば不変的・本質的フレームワークです。
つまり物販ビジネスはもちろん、多くのビジネスにも通ずる考え方を学ぶことができました。
中でも私が自分の失敗経験も重なって痛感したのが「何となく売れそう」で仕入れたり開発したりした商品。
仕入れ基準とも言えますが、皆さんも少なからず「何となく売れそうだから仕入れた」商品や「他社が売れているから真似して作った」という商品がありませんか?
これは完全に失敗のもと。
大事な資金と時間が無駄になってしまいます。
特に資金はまた再起できれば増やすことはできますが、時間は絶対に返ってきません。
私自身まだ30代に入ったばかりですし、これからビジネスをしたいとお考えの方ならもっと若い方もいらっしゃるでしょう。
失敗した経験は本当に大事なのでするべきですが、「しなくてもいい失敗」をする必要はありません。
特に「知らないがゆえに失敗した」ことであれば尚更です。
物販ビジネスの場合、大雑把に言えば「商品が当たれば」成功です。
つまり売れる商品を仕入れるなり開発して販売できれば大きな利益となります。
その利益を使って更に仕入れたり増産して売上を伸ばすも良し。別の商品を開発したり仕入れる資金に使うも良し。
とにかく一度ある程度まとまった成功商品を持つことができれば、そう簡単につぶれることはありません。
次のステージへと進むことができます。
特に昨今の様々なサービス・ツールを駆使すれば、ひとりカンパニーでも十分に運営できます。
とはいえ、そう簡単に成功すれば誰も苦労はしません。
私も含め、多くの人は「成功するだろう」と信じて仕入れや開発をしますが、確たる根拠なく取り組んだ結果失敗します。
一度や二度の失敗なら耐えられますが、それが何度も続けば資金が底をつきてしまいます。
これはセミナーで学んだことですが、多くの企業の倒産原因は「販売不振」と「既往のしわ寄せ」に集約されるそうです。
要するに失敗続きで売上が伸びず、借入や固定費の支払いでキャッシュフローが厳しくなり、倒産するということです。
私自身も全く持って他人事とは思えず胃が痛みました。
せめてある程度の根拠や確証があって販売をスタートするならまだしても、「何となく売れそう」で扱うことの危険性を改めて実感した次第です。
フレームワークに沿って開発する
今回のグループワーク合宿で徹底的に行ったのがフレームワークに沿った商品開発です。
もっと言えばオリジナリティを加えず、フレームワークに沿って淡々と思考するとも言えます。
人は得てして何かのフレームワークを活用する際に「自分なりのオリジナリティ」を加えたくなるものです。
経営者であれば尚更かもしれません(笑)
しかし、そこはグッと堪えてフレームワーク通りに思考する。
そうしないと、当初決めた核となる部分がいつの間にかブレてしまい、あらぬ方向に行ってしまうからです。
私も実際に講義の内容をもとにグループワークに参加しました。
これが面白いもので、いざ自分たちでやってみると案外理解できていませんでした。
つまり「これなんだっけ?」となるわけですね。
グループワークなので、それを別の人にフォローしてもらったり、あるいは私がフォローしたり、そんな形で何とか1商品作り上げました。
私ではありませんが、このように各グループごとに開発した商品の発表も行ないました。
限られた時間であることと、グループになったメンバーはPIU BizTerraceのメンバーであって同じ会社ではないので実際に開発を進めるわけでは無いという点から非現実的な商品にはなりましたが、それでも「あったらいいよね」というところまで持っていくことは出来ました。
本来は同じ会社の社員が参加してアイデアを出し合い、実際に役員会などにかけて進めるかどうかの決裁をもらい、開発に踏み出すものです。
今回お越しいただいた講師の方が実際に指導して、多くの人が知る大ヒットした商品を生み出した実績もある超実践的なグループワークです。
そういった意味で私自身も今後新商品の開発をしたり、あるいは輸入総代理ビジネスとして総代理店になる、もしくは輸入代理店として商品を仕入れる場合にも「その商品がフレームワークに合致しているか」を考える材料にもなることが分かりました。
積極的に活用します
9月下旬に参加したセミナーでも分かったつもりにはなっていましたが、実際にやってみると違った体験となりました。
また今回で終わりではなく、今後も繰り返し時間を取って取り組み、自分自身に落とし込んでいく必要があるなと感じました。
新商品の開発はどの会社においても必要な重要事項です。
私自身も商品開発をしていきたいですし、同時にいま個別サポートしている方々、そして今後お申し込みいただく方々に対しても積極的に考え方やフレームワークをお伝えしていければと考えています。
特に最近注力しているShopifyとの相性も抜群に良いので、Shopifyと組み合わせた実践的フレームワークへと昇華させるアイデアも思い付きました。
ブログの更新頻度が下がり気味ですが、日々しっかりと活動していますのでまた何かありましたらシェアさせていただきます!
合同会社FRONTIER TRADE代表社員。
一人でも出来るビジネスを通じて一生涯に渡って稼ぎ続ける情報を発信するメディア「ひとりカンパニーのススメ」を運営。自らもひとりカンパニーとして輸入総代理ビジネス、Webサイト構築、メディア運営、YouTubeなどに取り組む。