ODM事業のクラウドファンディングがスタート!

本日からクラウドファンディングサイト「Makuake」にて
ODM事業として製品化を目指す『Onni Bag(オンニー・バッグ)
のプロジェクトをスタートしました!


以前も少し書きましたが、
今回は弊社にとって初めてのODM事業となります。
これからが本当のスタートですので、
まだまだ道半ばという感じですが、
今回の商品を通じて取り組んできた内容を
少しお話ししたいと思います。

企画の始まりは小さいバッグ作り

今回の企画の始まりは、コンパクトなサイズ感のバッグを製造したいというところでした。

なぜコンパクトなサイズを選んだのか、
その理由はいくつかありますが、
大きな要因として多機能バックパックの乱立傾向があります。

昨今のクラウドファンディングをみていると、
海外で人気の多機能バックパックや
スマートバックパックが非常に多い印象があります。

実際に調査してみると、少なくとも月に1個以上のペースで
どこかのクラウドファンディングプラットフォームから
バックパックがリリースされています。

となると、何らかの強烈な差別化や実績がない限り、
すぐに埋もれてしまうと感じました。

もう1つの理由としては、価格帯の設定にあります。
今回はイメージ的にあまり高級なものではなく、
5,000円~10,000円くらいで購入いただける
価格帯にしたいと考えていました。

コンパクトなサイズのバッグであれば
使う素材やパーツなども必然的にパックパックに比べれば
少なくなりますので、自然と原価を抑えることができます。

原価を抑えるといっても、
粗悪な素材やパーツを使うのではなく、
良いものを使っています。

ただ、単純に部品数や製造工程が少なければ少ないほど、
コストを抑えることができますので、
無理なく価格帯も抑えることができます。

この辺りの意識は輸入総代理ビジネスとも
転売ビジネスとも異なる感覚です。
まさに「ものづくり」の感覚と言えるでしょう。

シンプルかつコンパクトなクラッチバッグ

こうした要素を踏まえ、バッグの形状としてはクラッチバッグにすることとしました。

とはいえ、クラッチバッグはすでに広く流通しています。
差別化するためには、商品に想いを吹き込む必要があります。
抽象的な話かもしれませんが、
実際には結構大事なことです。

例えば同じような商品があった時に、
ただ陳列されているだけなのか、
その商品が「なぜ出来たのか」ストーリーが書かれている商品、
あなたならどちらを選びますか?

後者の方が選ばれる可能性が高いというのはイメージがつくと思います。

そこで今回はクラッチバッグの中でも
メンズ向けにターゲットを合わせ、
さらに用途も具体的に「結婚式」という場面を選択しました。

もちろん、それ以外のシーンでも利用できますが、
まず結婚式に持っていきたいバッグという入り口でスタートしています。

コンセプトが決まれば用途が決まり、用途が決まればデザインが決まる

まずどんなコンセプトで使ってもらいたいのかが決まりました。
そうしたら、あとは具体的な用途を決めていきます。

結婚式に持って行っていただくバッグですから、
まず結婚式に参加する際の服装といえばスーツです。

そして当日はそこまで持ち物は多くありませんので、
実際に自分が結婚式に行く際の持ち物をイメージして、
それらを収納していただくための機能を洗い出していきます。

このように、コンセプトが決まれば用途が決まり
用途が決まれば自然とデザインも決まっていきます

スーツ姿に合わせることが前提となりますので、
スーツに合うようなスタイリッシュなデザインにする必要があります。
そして、スーツに合うということは仕事でも利用できます。
仕事以外にも、パーティーや異業種交流会など、
ドレスコードがあるようなイベントでも活用できます。

こうして、1つの入り口から様々な要素が決定していきます。

正解はやってみなければ分からない

クラウドファンディングのプロジェクトは本日スタートしたばかりです。
これからどうなるかは分かりません。

しかし、今回のように1から企画して製品を作り上げていくことによって、
最終的な答え合わせができます。

つまり、たくさんの方に支援していただければ、
それは多くの方に共感していただけた、
受け入れていただけたことになります。

逆に言えば、目標よりも支援が伸びなければ、
何かが間違っていた、あるいは今この時点では需要がない、
という判断ができます。

クラウドファンディングに限らず、
新商品を売り出していくのは運もあります。

新商品を販促していく上で最も重要なことは、
とにかくその商品の露出を増やすことです。

様々な広告やタイアップなどを駆使して、
一人でも多くの人に新商品を知ってもらう必要があります。

すでに認知されている商品とは違い、
新商品はまず知ってもらえなければ
土俵にすら立てません。

十分な露出がなければ数字が伸びないのは当然ですが、
その要因が商品そのものにあったのか、
あるいは集客不足だったのかによって
今後の対応も大きく変わります。

そういった意味で、まずは商品を露出すること、
そしてその上でたくさんの人に判断してもらい、
需要を見極めていく必要があります。

輸入総代理とはまた違った学び

輸入総代理ビジネスの場合、
メーカーから商品やブランドを提供してもらい、
それらを日本国内で広げるために動いていきます。

ODMの場合はその一歩前の段階として、
製品を作っていくことからスタートします。

つまり、商品に合わせてどの市場やターゲットを狙うのか決めるのではなく、
先にどのターゲットを狙うのか、決めた上で商品づくりができます。

そういった意味では輸入総代理ビジネスとは
また違った視点でのマーケティング戦略や
企画設計が必要になります。

また、ODMは工場に直接依頼するので仕入原価は割と安く済みます。
もちろん、だからといって品質が悪いわけではなく、
単純に中間マージンが無いから安くなるのです。

つまり仕入れ資金がそこまで大きくならないのが強みです。

最初から自分が負担すべきリスクが明確になりますので、
あとはその仕入れの部分をクリアして、
最悪でも損せず次に活かすことができれば、それは成功です。

もちろん、1つ1つの商品を丁寧に展開していきますので
次から次に流れ作業のようにやるわけではありません。
ただ今回のプロジェクトは特に最初ですので、
特に丁寧に真剣に取り組んでいきます。

最後になりますが、ご支援のほうもぜひよろしくお願いします!

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