ODM事業は資産構築になる

ここ最近は物販ビジネスの中でも
ODM事業に注力していることを少しずつアウトプットしています。

今回は具体的な手法云々ではなく、
もう少し広い視点でODM事業を見ていきたいと思います。

物販ビジネスにおいて、様々な手法があることは
このブログでも色々とご紹介しています。
・輸入総代理(輸入代理店)
・OEM
・ODM
・輸入転売
・国内転売

輸出や中古品を除くと大まかに分けて
この辺りが物販ビジネスの中でもカテゴライズできます。

その中で、今回は資産構築、つまり積み上げ型になりうる
ビジネスという視点でODM事業を見ていきましょう。

物販ビジネスにおける収益化は2種類

まず、物販ビジネスにおいて収益化を目指すにあたり、
ビジネスの特性という意味で大きく分けて2種類が考えられます。

1つは即金型で、もう1つは積み上げ型としましょう。
こうしたワードがオフィシャルなのかどうかは分かりませんので、
便宜的に分かりやすいこうした言葉を使いました。

即金型の物販ビジネスとは?

物販ビジネスの中でも最も即金型と言えるのは、
国内転売ビジネスであると断言できます。

理由は単純で、国内で流通している商品を
国内で販売しますので、時間的な要素が最も短いからです。

店舗で仕入れた商品であれば、購入した瞬間に資産となります。
もちろん、厳密には出品しなければ売れないので出品作業が完了してからになりますが、
出品作業自体はAmazonであれば相乗りするだけなので、数分で終わります。

極端な話、仕入れた後、すぐにパソコン(またはスマホ)から
出品作業をして、すぐに売れれば仕入れから数十分で売上が立ちます

物販ビジネスにおいて確実に必要なフローは
リサーチ→仕入れ→出品→販売→発送
ですので、仕入れがすぐにできて、
なおかつすぐに売れる商品であればあるほど、
即金型と言えますので、国内転売が合致します。

時間的な要素をもう少し広く捉えれば、
輸入転売も割と即金型と言えます。

どちらにしても、単純転売ビジネスは
商品やブランドそのものに知名度や歴史、
ファン(一定の顧客層)が存在している場合がほとんどですので、
それが即金型になりえる要素です。

ですから、理論上は小資本で、なおかつコンスタントに売れる商品を
販売していけばキャッシュフローも安定し、
雪だるま式に資金を増やしていくことが可能です。

理論上は、と書いたのは、当然何でもかんでも売れるわけではないですし、
売れても利益を確保できなければ意味が無いので、
その辺りはある程度の経験、知識、直感、そして行動力は必要です。

ただ良い部分だけにフォーカスすれば、
物販ビジネスの中で最も即金型と言えるのは転売ビジネスでしょう。

積み上げ型の物販ビジネスとは?

積み上げ型とは、輸入総代理、ODMが該当します。

OEMをあえて入れなかったのは、OEMの場合は即金型とも
積み上げ型とも言えると考えているからです。

何となくイメージできると思いますが、
即金型のOEMは、すでに売れている商品をOEMで製造すれば
ブランド名や商品名こそオリジナルであれ、
商品そのものに知名度があるから集客さえしっかりと行なえば
比較的すぐに売れるからです。

逆に、すでに製品化はしているものの、
商品自体の知名度が低い場合や
日本にはあまり流通していない画期的な商品であれば、
積み上げ型に該当すると考えています。

つまり、輸入総代理、ODM、そして一部のOEMが
積み上がり型になりうるということになります。

積み上げ型の場合、スタート直後はなかなか売れなかったり、
売れても1週間に1個とか、最初は時間が掛かります。

また、時間を掛けても売れるとは限りませんので、
忍耐強く取り組む必要があります。

一方で、そういった商品や手法は多くの人がやりたがらないのも事実です。

人間、結果がどうなるか分からないことに
あえてチャレンジする人の方が少ないのは
どんな業界であってもそうでしょう。

仮にあなたが会社員だったとして、
周りにどの程度、独立してビジネスに
取り組んでいる方がいらっしゃるでしょうか?

私の場合は既に独立して2年以上が経過していますので、
周りに関わる方も自然と経営者の方が多くなります。

まさに、類は友を呼ぶ、ということですね。

話が少し逸れましたが、積み上げ型の物販ビジネスは
時間が掛かる反面で、ブランドや商品の知名度が一気に跳ね上がった瞬間、
莫大な利益を獲得できる点が最大の魅力です。

一度軌道に乗れば、あとは在庫管理と仕入れを繰り返せばよいので、
マンパワーは減るのに利益は増えていきます。

これが積み上げ型の仕組みです。

知名度が一気に跳ね上がるというのは、
例えばテレビに取り上げられるとか、
昨今だとSNSで芸能人が使ったことが拡散されるとか、
テレビ広告が上手くいって購買に繋がるとか、
そういったメディアの力がかなり影響します。

それ以外では、例えば展示会に出展して、
大手企業から大量注文が入り、
店頭に並んだことをきっかけに
売れ行きがどんどん伸びることも考えられます。

積み上げ型は時間が掛かると書きましたが、
その時間が短ければ短いほど、大きな利益を獲得できる時間も短くなりますので、
即金型にもなりうる可能性も秘めています。

一旦整理しますと、積み上げ型の物販ビジネスは
知名度が低いから時間は掛かる反面、
競合他社が少なければ(いなければ)大きな利益を確保でき、
なおかつ一度軌道に乗ればあとは仕入れを行なうだけで
勝手に売れていっていき、それが結果として資産の積み上げになることです。

ですから、一般的に言われているヒット商品
どれだけ自社で取り扱いしているかどうかが、
資産構築の大小に関連していくと言えるでしょう。

また、それがロングセラー商品であればあるほど、
少ない労力で大きなリターンが長期的に見込めると言えます。

即金型と積み上げ型、どちらが良いのか?

ここまで書いていくと、「じゃあどっちが良いの?」という話になります。

結論から言えば、どちらもバランス良く取り入れることです。

このように書くと当たり障りないように聞こえるかもしれませんが、
厳密にはその人のステージであったり、描いている将来像にもよります。

例えば、現在はサラリーマンとして会社勤めしており、
将来は独立を考えているとしましょう。

その場合、具体的に「いつ」独立を目指すのかによって取り組みも変わります。
また、資金をどれだけ持っているかによっても違います。

資金はほとんど無いけど、半年後の独立を目指すのであれば、
まずは小資本かつ短時間で成果が見込める即金型の転売ビジネスをすべきです。

転売ビジネスによって資金を増やしていきながら、
物販ビジネスの基本と言える「安く仕入れて高く売る」という
感覚を身に付けていき、会社からもらっている給料を数か月継続して
超えることができれば、独立には十分と言えます。

一方で、資金がある程度あって、すぐには独立しなくてもいいから、
時間を掛けてヒット商品を作りたい、といった場合は
積み上げ型のODMや輸入総代理ビジネスから取り組んでもいいでしょう。

もちろん、本業をしながら、となると時間的な制約はあると思いますが、
転売ビジネスのように直接的な競合他社のことは気にしなくてもいいので、
良い意味で時間を掛けて腰を据えた取り組みが可能です。

これらの例は会社員からの独立を目指すという話ですが、
現在何らかのビジネスに取り組んでおり、
新たに物販ビジネスを始めるといった方でも感覚的には同じです。

どちらも良し悪しがありますので、
客観的に見て、自分には今どういったキャッシュポイントがあるのか、
その上で今後どういった将来像を目指すのか、
そういった要素が重要になります。

ODMが積み上げ型に向いている理由

積み上げ型の物販ビジネスが輸入総代理、ODMと書きましたが、
中でもODMが積み上げ型に向いていると考えています。

ここでは、仮に輸入総代理ビジネスとODMでの比較で書いていきましょう。
まず商品の独自性という意味では、
輸入総代理ビジネスとODMに共通しています。

しかし、輸入総代理の場合は、そもそもメーカーとの交渉で
総代理権を獲得する必要があります。

一方、ODMの場合は製品そのものが完全オリジナルですので、
交渉する必要はなく、作ったその瞬間から自分の商品となります。
(厳密には商品自体の独自性や差別化できる点、
あるいは商標登録と言った細かい要素はあります。)

また、輸入総代理の場合、メーカーとの契約になりますので、
例えばメーカーから販売数のノルマを提示されている場合、
そのノルマが達成できないと契約を解除されてしまったり、
他の会社も入ってきて総代理ではなく代理店になってしまうなど、
長期的に総代理(独占的な状態)が保証されているわけではありません。

一方、ODMの場合は、類似品の参入というリスクはありますが、
商品そのものを商標権などで守っておけば、
長期的に独占的な販売が可能になります。

もちろん、だからと言って総代理ビジネスがダメなわけではありません。

総代理ビジネスの強みは、メーカーそのものに知名度や商品力、
あるいは高い技術を持っている場合に、
そういった要素を自社がいきなり保有できる点です。

分かりやすい例では、アメリカで人気のあるブランドが
日本ではまだ正式に販売しておらず、並行輸入など個人レベルでしか
流通していない商品で、それが一定数売れている場合はチャンスです。

つまり、最初からある程度の知名度があるにも関わらず、
日本に正規代理店がいないという理由で、
その商品を独占的に扱えるチャンスがあるといえます。

このようなケースにおいては、総代理契約を取るための交渉や
テスト販売などに時間は掛かるかもしれませんが、
正式に総代理契約を獲得できた暁には、
独占的に知名度のある商品を販売できるので、
大きな利益を一気に獲得することが可能です。

とはいえ、そうしたメーカーやブランドは
当然他社も権利を欲しがりますので、
間接的な競争が発生します。

一方、ODMの場合は先ほどから書いているように
商品そのものが自社のオリジナル商品となりますので、
独自性が確保されながら、あとは商品の知名度を上げる、
ブランディングに注力することが出来ます。

積み上げ型の物販ビジネスが目指すところは、
最初はある程度時間や労力が掛かったとしても、
軌道に乗りだしたら掛ける時間は減り、
しかし利益は増えていく、という積み上げです。

バランスよくキャッシュポイントを増やす

最後に、少し私が今後考えている将来像を含めて終わりにします。

私は現在、冒頭に書いた物販ビジネスの手法のほとんどに取り組んでいます。
それはバランスよくキャッシュポイントを増やすためです。

即金型ビジネスは即金ではあるものの、
常に自分が動いていないと成り立ちません。
もちろん、人に任せて動いてもらう仕組み化は有効です。

しかし、ビジネスの特性そのものが、
常に新しい商品や売れる商品をリサーチして、仕入れをして、
といった形で、手を変え品を変えにならざるを得ません。

一方で、積み上げ型の場合は初動で時間が掛かるものの、
ある程度売れる見込みが立ってくれば、
あとはメーカーや仕入れ先に発注をすれば、
ある程度自動的に売り上げが立っていきます。

ですから、同じ転売ビジネスの中でも、
リピートできる消耗品系の商品は割と積み上げ型に
近い要素を持っています。

自分が動けば動いた分だけ利益が期待できる即金型と、
ある程度の時間と労力をかけて土台を作り、
軌道に乗りだしたら仕入れだけすれば売り上げになる
積み上げ型の商品、それらをバランスよく持っておくのがベストと言えます。

そして、私が目指しているのは、
物販ビジネスで即金型と積み上げ型の両輪で売り上げを拡大していきながら、
将来的には不動産投資にもチャレンジするのが、
現実的な近い将来の目標です。

不動産投資に関しては、今までこのブログでは一切触れてきませんでした。
もちろん、すぐに取り組むわけではないので、
これからも不動産投資に関するノウハウなどを発信していく気はありません。

では、なぜ不動産投資を持ち出したかと言えば、
資産構築という観点において、
物販ビジネスとは全く異なる性質を持っているからです。

この辺りは現時点では細かくは書きませんが、
同じ利益を上げるビジネスとはいえ、
性質が異なることは皆様もお分かりいただけると思います。

ですから、今のうちに物販ビジネスにおいても
なるべく積み上げ型の土台を厚くしていき、
更に将来的にはその資金を活用して
不動産投資に回していきたいと考えています。

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