輸入ビジネスの中でも輸入総代理ビジネスはたくさんの魅力があります。
その中の一つに海外の展示会に参加し、直接交渉を行なうことが挙げられます。
普段から海外に馴染みのない方にとって、海外に行くこと自体が億劫だと思います。
観光ならまだしも、それに加えて商談をしたり交渉したりするとなると、かなりハードルが高く感じる方も多いことでしょう。
しかし、そこにはたくさんのメリットがあります。
特に日本人は比較的、海外に積極的に行く人が多くないように感じます。
もちろん、趣味や旅行で海外に行くことが好きな方もたくさんいらっしゃいますが、
これがビジネスとなると、自分から積極的に、とはなりづらいのではないでしょうか。
一方で、これは輸入ビジネスに限らずですが、
ビジネスチャンスは人がやりたがらないこと、やらないことをやるからこそ
チャンスがあるとも言えます。
今回は海外の展示会に参加するメリットの一部をご紹介します。
直接コミュニケーションが取れる
最近ではSkype、LINE、WeChatなどたくさんのコミュニケーションアプリが普及しています。
そのため、例えばSkypeのビデオ通話を使えば世界中の人とコミュニケーションを取ることが出来ます。
しかし、それはあくまでも知り合いであるとか、誰かに紹介してもらうとか、
何らかのきっかけが必要ではないでしょうか。
新たなビジネスパートナーを探すうえで、いきなりSkypeで、
というのはその方がかえってハードルが高いのではないでしょうか。
ところが展示会に参加すれば、直接コミュニケーションを取れるだけでなく、
向こうもお客さんを探して出展しているわけですから、
商談もスムーズに行く可能性が高いと言えます。
既に日本に総代理店がいれば仕方ないですが、多くの企業はそうではありません。
むしろ、そうではないから出展しているというのもあります。
やはり国が違えど同じ人間ですから、直接目を見て、握手を交わしたりして、
ダイレクトにコミュニケーションが取れることに勝るものは無いでしょう。
お互いに帰国した後はメールやSkypeでコミュニケーションを取ればよいですが、
最初のきっかけというのは直接的なコミュニケーションの方が上手くいく確率は上がると思います。
直接商品に触れられる
コミュニケーションが取れることと同様に、その製品がどういったデザインや感触なのか、
直接展示してあるサンプルや試作品に触れることでチェックが出来ます。
残念ながら、海外のものづくりにおける品質はまだまだ低い傾向にあります。
もちろん、日本の職人のような高い技術をもった企業もたくさんありますが、
一方で粗悪な製品を大量生産している企業もあることは事実です。
たとえ、いくら相手の担当者とコミュニケーションを取って良い感触を持ったとしても、
製品そのものに魅力がなければ意味がありません。
自分が実際に仕入れるかどうかの判断材料にもなります。
最近では新規開拓としてインターネットだけを利用して
やり取りや決済まで行い、仕入れることもできます。
しかし、実際に届いた商品が一体どのような品質なのか、
それ以前にどんな使い方ができるのか、それを知らずに仕入れるのは非常にリスクが高いと言えます。
その点、展示会で実物に触れることである程度の基準を設けることができます。
製品を知るという意味でも重要なのです。
企業の選定ができる
日本でも様々なジャンルの展示会が開催されています。
そういった展示会に出展するには一定のコストがかかります。
それは海外の展示会でも同じことです。
つまり、海外の展示会に出展しているということは、
それだけ企業側もコストをかけて新規取引先の開拓を行なっている証拠ですから、
適当なものを生産して大量生産、大量消費を促すような企業はいません。
もちろん、中にはそういった企業もいないわけではありませんが、
そもそも展示会に出展している、という時点である程度はふるいにかけられていると思っていただいて構いません。
膨大な範囲のインターネットからリサーチするのではなく、
既に選定されている企業からリサーチしていけばいい展示会の方が
リサーチする上での負担や手間も省けると言えるでしょう。
まとめ
その他にも直接展示会に足を運ぶメリットはありますが、
重要な部分は今回ピックアップしたところが大きいです。
確かに交通費や宿泊費などのコストはかかりますが、
中途半端なリサーチや仕入れをするくらいなら、
展示会に参加してしっかりと自分の目で見て回り、
直接コミュニケーションを取って取引をする方が
よっぽど効率的と言えます。
弊社では海外の展示会におけるサポートも行なっておりますので、
参加を検討している方はお気軽にご相談ください。
合同会社FRONTIER TRADE代表社員。
一人でも出来るビジネスを通じて一生涯に渡って稼ぎ続ける情報を発信するメディア「ひとりカンパニーのススメ」を運営。自らもひとりカンパニーとして輸入総代理ビジネス、Webサイト構築、メディア運営、YouTubeなどに取り組む。