クラウドファンディング担当者直伝!支援が伸びる3つのポイント

先日クラウドファンディングを運営するGREEN FUNDINGの担当者さんと食事をする機会がありました。
ちょうど今月はMakuakeの上場もあったので、実際のところ何か影響があるのかどうかなど気になったことをお聞きしました。
また、現在プロジェクト実行中で支援が伸びている案件があるので、その支援が伸びている理由やポイントなどもお聞きしたのでシェアします。

Makuakeの上場は影響なし

以前にMakuakeの上場に関する記事を書きました。
株式会社マクアケ(Makuake)の上場によって国内クラウドファンディングはどう変わるか?

あくまでも私の見解として、すぐに何かが変わることは無いといった趣旨で書きました。
その辺り、実際に同じクラウドファンディングを運営するGREEN FUNDINGにとってどうなのかと思っていましたが、実際のところ特に影響は無いそうです。

と言うのもGREEN FUNDING自体がすでに私たちのような輸入総代理ビジネスに取り組む輸入事業者やクリエイティブ系(映画や写真集など)案件を扱う事業者の中で認知されているからだと思います。

実際に現在プロジェクト実行中の案件で支援額が伸びている案件もあるので影響は無さそうです。
GREEN FUNDINGの場合はメルマガ配信やLINE配信、そして広告運用に強みがあります。リピーターやファンも多数いますのでMakuakeには持っていない強みがあるのは確かです。

ただ、やはりMakuakeの上場でMakuakeの認知度が上がることは支援者側、実行者側のどちらにとっても新規ユーザーが増えることが予想されます。
また大手企業や知名度のあるブランドが今後プロジェクトをやりやすくなる傾向にあることは私たちのような中小規模の事業者には懸念点です。

今までクラウドファンディングを活用する必要が無かった、あるいは信頼性に懐疑的だった大手企業や有名ブランドが参入することで実行者側の競争が厳しくなります。

クラウドファンディングの本質が問われる

クラウドファンディングの本質はアイデアはあるけど資金がないベンチャー企業やスタートアップ企業が新商品や新サービスを提案し、資金調達をするための仕組みです。

インターネット上で不特定多数の人から支援を集め、その見返り(リターン)として新商品ならその商品そのものを、サービスなら割引特典などの付加価値を付与して提供します。

Makuakeが上場することによって大手企業や有名ブランドが参入することになれば、クラウドファンディングの本質は失われかねません。
本来クラウドファンディングはチャレンジしたいベンチャーやスタートアップと支援したいユーザーを結ぶ架け橋なわけですが、上場すると株主の意向を気にする必要も出てきます。

先日の記事でも書いた通りですが、より安全により確実にプロジェクトを遂行する。そのために既に信頼性のある企業や商品が選ばれることになれば「これからスタートしたい」企業や個人が参入しづらくなるという懸念はありそうです。

商品が売れる3つのポイント

さて、話を戻して現在GREEN FUNDINGで支援を伸ばしている、売れているプロジェクトの話題になります。

既に7,000万円を超える支援を集めたヒートジャケットがあります。
ヒートジャケットとは電力でジャケットを温めて寒さを凌ぐためのアイテムです。
確かに画期的ではありますが、商品自体は数年前からありました。私が2年くらい前に参加した海外の展示会でも見たことがあるくらいなので、業界的には物凄く珍しいものではありません。

実際に過去にクラウドファンディングを実行した会社もあったはずですし、Amazonで販売もされています。
それでも今回7,000万円を超える支援を集めた要因を担当者に聞いてみました。
もちろん担当者の方の見解ですので、それが絶対とか支援額を保証するといった内容ではありませんが、参考になれば幸いです。

商品の品質

まずは何と言っても品質
クラウドファンディングの場合は事前に商品を手に取って確認することが出来ないので、あくまでもプロジェクトページ上やYouTubeなどの動画を使って紹介するしかありません。

どうしても感覚的になってしまう部分や「本当にその通り機能するの?」と不安になる人もいるでしょう。
そういった意味で今回のプロジェクトではサンプルを事前に使ってもらったレビューを掲載したり、特許を取得していることなどのエビデンスがあることで品質を訴求していました。

もちろん最終的にはリターンが到着して使ってみないと分かりませんが、少しでも表現できる品質を表現するのは大事なことです。
この点は私にも全く同じことが言えますので今後も気を付けていきます。

クリエイティブ・デザイン

ここで言うクリエイティブとはプロジェクトページ全体のデザインや広告を回す際のデザインです。
今回はクリエイティブが良かった、要するにカッコよかったのがポイントだったと話していました。

先ほどの品質にも繋がりますが、例えば同じ品質の商品だったらどちらを買うか?を考えたときにページのデザインや写真素材がカッコいい方を選ぶと思います。

これはクラウドファンディングに限らず通販サイトや販売ページにも言えることですが、まずもって写真や動画などの素材が豊富な方が絶対的に有利です。むしろせっかく良い商品なのにページのデザインや写真が微妙だと売り上げも微妙になります。

たとえ安価な商品だったとしても写真や動画はしっかり用意すべきですし、適切な加工をしてカッコよく見せるのが重要です。

そういった意味で全体的なクリエイティブがカッコよくてスタイリッシュだから支援が伸びた可能性は高いと言えます。

価格帯(値ごろ感)

物凄く高いわけでもないし、安過ぎて不安になるほどでもない。

ちょうどいい価格帯、値ごろ感だったことが成功のポイントではないかと話していました。

価格については非常に重要な要素なので今後もアウトプットしていきますが、今回のケースでも価格が起因した可能性は高いです。
この辺りは仕入れ原価も関わってくるので果たしてどのくらい利益が取れているかは分かりませんが、高過ぎず安過ぎず、ちょうどいいところで「試してみようかな」という意思決定ができるくらいの価格設定は重要です。

よくあるのは仕入れ原価が高過ぎて販売価格が合わないとか利益が取れないといったケースはあります。
その辺りも含めて価格決定は事業者にとっても消費者にとっても大事な要素ですので今後も深掘りしていきます。

いずれにしても「この商品でこのくらいの値段なら、まぁいいか」と思ってもらえるような価格設定をすることです。

最終的にはやってみないと分からない

私も個別サポートや検討中の方から問い合わせを頂く際に「どのくらい稼げますか?」といった内容があります。
それは実際にやってみなければ分かりません。

今回話題になったヒートジャケットも正直ここまで支援が伸びるとは思っていなかったそうです。
一般市場から見れば珍しい商品かもしれませんが、私たち輸入総代理ビジネスをする同業者からすれば決して真新しい商品ではありません。
一部の新しいもの好きな方からしても既視感はあった商品だっただけに、ここまで伸びているのは驚きとのこと。

振り返ってみれば品質・クリエイティブ・価格帯の三拍子が揃ったからこそではないか、という成功のポイントを話してもらいました。

最終的にはやってみなければ分かりませんが、私自身もそうですがクラウドファンディングを実行する際にこれらのポイントをしっかり網羅しているかどうかチェックしながら取り組んでいきたいと再認識しました。

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