新商品(新規ブランド)のクラウドファンディング決定と新たな施策

2月も中旬になりました。前回の記事から少し期間が開いてしまいました。
2020年に入ってから自分でもビックリするくらいタスクが次から次へと発生し、仕事に追われています。
とはいえ、ひとりカンパニーを営む自営業や経営者にとって仕事がたくさんあるのは良いこと。充実している証拠です。(自分で言うのも変ですが)

これでも最近は「やること」と「やらないこと」を明確に分けて実行しています。
具体的に言えば、最近はYouTubeの更新を辞めています。気持ち的にはやりたいのですが、どうしても他の優先順位が高いタスクを対応していくと手が回らないためです。
ネタ帳にやりたいことのネタはストックしていますが、再開するのはもう少し落ち着いてからになりそうです。

あとはこのブログもやや優先順位が低いので「やらない」とまでは言いませんが後回し。

逆に「やること」は主力ブランドのブランディングや個別サポート、そしてその合間に新規ブランドのリサーチや交渉なども細々とやっています。

今日はその新規ブランドについて書いていきます。

弊社としては久しぶりに新規ブランドと独占契約することが出来たので、クラウドファンディングを起案する予定です。
クラウドファンディング自体は主力ブランドの新商品リリースなどで昨年もいくつか起案し、今年も1つ起案しています。ただ全くの新規ブランドは久しぶりです。

今回はこれから新規ブランドのクラウドファンディングを起案する上で準備することや具体的な施策についてアウトプットします。

単なるノウハウではなく実際に弊社で実施していく予定の施策ですので、これからクラウドファンディングを起案するという方のお役に立てる情報になればと考えています。

新規ブランドはトラベルバッグ

今回新たに独占契約を結んだのはトラベルバッグのブランドです。
具体的な商品は今の時点でお伝え出来ないのですが、KickstarterやIndiegogoでもプロジェクトをやっていたので、リサーチしている方は見たことがあるという方もいらっしゃるかと思います。

ちなみに金額的にはKickstarterとIndiegogo合わせて4,000万円くらいを調達していました。
KickstarterやIndiegogoの規模感を考えると「大ヒット」とまではいきませんが、それなりに支持を得ていると言えます。

日本でもトラベルバッグの類は人気です。というよりバッグ自体がそれなりに需要あるカテゴリーです。
競合も多いので割と明暗が分かれやすいカテゴリーとも言えます。

上手くいっているブランド(商品)に共通するのはデザイン・機能性・価格の3つがバランス良いことです。
あるいは多少価格が高くても、「使ってみたい」と思える機能性やデザインがある、つまり価値があると感じてもらえれば支援は伸びます。
これはバッグに限らずどんなプロダクトでもそうかもしれませんね。

今回弊社が起案するブランドはデザイン・機能性が良いと感じています。ただ価格は決して安くなく、むしろ少し高い方なので高級路線になります。

クラウドファンディングの選び方

クラウドファンディングを起案する際に「どのプラットフォームを選ぶべきか」が最初の判断になります。
このブログでも何度か記事を書いていますが、最初なのでMakuakeかGREEN FUNDINGのどちらかになります。

この辺りは本当に難しい判断で、個別サポートでもよく質問いただきますが、実際に自分がやるとなると迷うものです(笑)
だからこそ個別サポートをするからにはプレイヤーとして自分もやり続ける必要があると改めて感じました。

それはさておき、今のところ恐らくMakuakeで起案しようかと考えています。
高単価商品で高級路線ならGREEN FUNDINGの相性が良いですが、最近のMakuakeは上場してから伸びるプロジェクトは伸びているので、その辺りを試してみたいというのが本音です。

弊社としてもしばらくMakuakeで起案をしていないので最近の傾向を知る意味でもMakuakeにしてみようかなという感じです。

ただ、まだ決定しているわけでは無いので、リリース時に替わっていたらすみません(笑)

プロジェクト開始前の準備

今回のブランドは既にサンプルを取り寄せており、その上で交渉して条件をすり合わせ、契約しました。
これも何度も書いていますし個別サポートでもお伝えしていますが、サンプルは必ず取り寄せたほうがいいです。

実際にサンプルを取り寄せて使い勝手や品質、画像・動画と実物のギャップを確認しました。
今回のブランドは良い意味でギャップが無く、一言で良い商品だと感じました。だからこそ最終的な交渉で率直な想いを伝えることができ、結果として先方も乗り気になって契約が決定しました。

これは私の持論ですが、いくつも同時並行的にブランドやメーカーを進めるのはあまりお勧めしません。
リサーチの段階でファーストコンタクトをどんどん取っていくのは良いですが、サンプル取り寄せが出来るくらいの関係性になってきたら精査していくべきです。

サンプルを確認して、微妙な点が少しでもあれば妥協せず次を探すべきです。そうこうしていると同時並行的にいくつもブランドをやるのは、リソースに余裕が無ければ難しいです。

それはさておき、実際に独占契約を結んだのでプロジェクト開始前の準備を進めていくわけですが、今回はいくつか新しい施策を試そうと考えています。

コンセプト・キラーワードの選定

初めて海外メーカーと契約してクラウドファンディングを起案する場合、基本的にはKickstarterなどのプロジェクトページを参考にしてクラウドファンディングのページ作成をします。

極端に言えば「Kickstarterのページを日本語に訳すだけ」という単純作業です。それでも最初のうちは悪くないですが、一つ問題があります。

Kickstarterは海外向け、全世界対象となっていますが、日本のクラウドファンディングは当然日本国内がターゲットです。
海外と日本の文化や習慣が違うのは周知のとおりです。にもかかわらず、海外向けの訴求を日本で同じようにやって上手く行くでしょうか?

プロジェクトを見ていると「こんな使い方、日本ではしないよね」という表現は意外とあります。

一昔前は「物珍しさ」や「何となく海外ってカッコいい」みたいなイメージで売れましたが、最近はそれだけでは難しくなりつつあります。

日本人の生活スタイルやニーズに合った訴求をする必要があります。
それこそが輸入総代理店として日本に新商品を導入する会社の仕事とも言えます。単なるKickstarterのコピペでは意味が無いのです。

そのためには同じ商品でも訴求の仕方を自社でも1から考え、どうしたら日本で受けるのかを考える必要があります。

偉そうに言っていますが、恥ずかしながら私も今まではそこまで考える余裕がありませんでした。
今回はその部分を丁寧に調査し、日本に合ったコンセプト、ターゲット、そしてキラーワードの選定をしていきます。

こうした要素を先に考えておくとクラウドファンディングのページ作成もスムーズです。
いざ管理画面が与えられてから「タイトルどうしよう」とか「キャッチコピーどうしよう」ではなく、事前に考えておく。

流石に契約が決まる前から考える必要はありませんが、独占契約が決まればその期間は自社が独占的に扱えるので余裕を持ってしっかり考えることが出来ます。

これらは自分自身や会社としてノウハウや経験があれば深掘りしなくてもいいかもしれません。
弊社ではトラベルバッグを扱ったことが無いので、1から国内の需要、利用シーン、選び方などを調べることにしました。

アンケートの実施

クラウドファンディングは一般販売する前、市場に出す前段階でテストマーケティングができる手法です。
その結果や反応次第で、その後の戦略を検討していくことになります。

ただ、クラウドファンディングのさらに前段階として出来ることもあります。
今回弊社で実施する施策の1つがアンケートです。
これは先ほども書いたように弊社がトラベルバッグに関するノウハウが少ないからという意味もありますが、一般的にトラベルバッグをどういったニーズで使用するのかを調査したいという理由があります。

物凄く真新しい商品でない限り、似たような商品は必ず市場に出回っています。そして実際に使っている人はたくさんいます。こうした人たちに「どんな時に使いますか?」とか「いくらくらいなら買いますか?」という意識調査をします。

これが直接売上に繋がるかどうかは分かりませんが、社内で考えていることと消費者の考えのすり合わせになります。
いくら社内で良いと思っても消費者が良いと思わなければ売れません

社内の常識や感覚が世の中の常識、感覚と一致するとは限りません。

その辺りの答え合わせをするイメージです。
もちろん全ての疑問を解消することは出来ませんが、やるのとやらないのではクラウドファンディングを開始する前の気持ちの持ちようも変わります。

アンケートはランサーズを使って全問選択式にしています。理由は回答のハードルが低いことと集計もしやすいことです。
1件5円でもたくさん集まるので、少しでも消費者に聞いてみたいことがあればやらない手はありません。

私の感覚で恐縮ですが、恐らくクラウドファンディング前にここまでやっている事業者は少ない気がします。

ティザー広告によるリスト獲得

今回の事前施策で最も期待しているのがティザー広告によるリスト獲得です。

ティザー広告とは「広告で伝えるべき商品についての要素のいくつかを意図して明らかにせず注目を集める広告手法」と言われています。要は事前告知みたいな感じですね。

クラウドファンディングに限らず多くのブランドや商品、あるいはキャンペーンなどで実施されている手法です。

今回はこのティザー広告を配信し、メルマガに登録頂いたお客様にいち早くプロジェクト開始を告知することを考えています。
この施策の強みはクラウドファンディングの初動を加速させることです。

ここ最近はクラウドファンディングも案件数が増え、プラットフォームに頼っているだけではなかなか伸びません。
逆に自力で初速を伸ばして金額が伸びればプラットフォーム側も積極的に協力してくれます。

そのためにも初速は重要です。その初速を自分で作ることが出来る可能性を増やすのがこの施策です。

実際にやってみると反応も分かるので、それもそれで事前の情報収集になります。

どれだけ選択肢を持っているか

今回のクラウドファンディングは久しぶりに新規ブランドということもあるので個人的にも楽しみです。

それだけでなく商品自体も気に入っており、実際にサンプルを自分でも使い始めています。

私自身、これまで様々な経験をして、更に人から聞いたノウハウを蓄積し、選択肢が増えてきました。
どれだけの選択肢があるか、それはクラウドファンディングで差がつく決定的な強みだと考えています。

実際にどうなるか分かりません。

自分では出来る限りの準備や施策をしたけど、伸びない可能性もあります。
それはそれで何らかの原因があるので分析する必要はあります。
とはいえ、何も考えずに「よく分からないけど支援が伸びた」ではその時は良くても後々苦しくなります。

クラウドファンディングの本質はそうじゃないはずです。

上手く行けば思い通り、上手く行かなければ検証する。
そのためには事前の戦略や施策が必要不可欠であり、少しでも支援が伸びる可能性を追求するのが当たり前のことです。

とはいえ、私自身も今まで出来ていなかったことが多々あります。だからこそ今回は丁寧に、そして情熱を持って進めていきたいと考えています。

これからクラウドファンディングを起案しようというあなたも、同じ意識で取り組んでいただける一助になれば幸いです。

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