物販ビジネスにおいて日々のメンテナンスは当たり前

ここ最近はYahoo!ショッピングのデザイン改修や
他社様のショップのデザイン改修案件などを頂いており、
こちらのブログは少し更新が滞っていました。

もちろん、日々ビジネスに取り組みその間にも様々な
インプットをしてきましたので、ここで少しアウトプットします。

今日は近況報告的なことも書いていきます。

ODM事業への参入

一番大きな動きとしては、ODM事業のスタートを決めました。
ODMとはOEMよりもっとオリジナリティのある製品開発です。

OEMは既に完成している商品に対して自社のロゴやブランドを
付けて販売する手法です。

例えばAmazonで「グルーミンググローブ」と検索見てください。
グルーミンググローブとはペットの毛並みを整えたり
マッサージをするためのグローブ、つまりブラシです。

このように、手袋のような商品がたくさん出てくると思いますが、
どれも同じ商品なのに、価格も商品名も異なります。

これがOEMです。
つまり、商品は同じですが、商品名やパッケージが異なるため、
特にAmazonにおいては相乗りされることがない
型番商品だけを販売している単純転売が行き詰っていたり、
そこから更にステップアップしたい事業者が取り組む手法です。

相乗りされることがないのはAmazon販売においてはメリットですが、
このように結局同じ商品がいくつも出てくるような商品だと
あまりメリットとはいえず、結局のところ価格競争になってしまいます。

また、相乗りされないと書きましたが、
厳密にはその商品名やブランド名で
商標権を取得していれば、の話です。

OEMは中国などの工場を見つけて発注するだけなので、
実は結構簡単に出来ます。

一方で、ODMの場合は一から商品の企画やコンセプトを作り、
設計から素材の選定まで全て自分(あるいはパートナーと)で行ないます。

ですので、よりオリジナリティがあり、
他社にパクられない限りは完全オリジナル商品の製造が出来ます。

もちろん、工場と直接やり取りをする場合には
コミュニケーションの行き違いなど課題もありますが、
私が取り組むのはパートナーと組んでの取り組みですので、
その辺りは全て日本語で、意図した通りに進めることが出来ます。

まだ詳細はお伝え出来ませんが、
来月中にはクラウドファンディングで新商品の発表及び
資金調達を開始しますので、その際にまた紹介します。

Yahoo!ショッピングの検証と改修

以前からYahoo!ショッピングでの販売を強化していくということは
何度も書いていますが、このところずっと注力しています。

主に広告運用をしながらの検証であったり、
デザイン改修、レイアウト改修、
商品ページの作り込みなどクリエイティブの調整と検証もしています。

まだまだ発展途上ですが、それでも先月は開始初月にして
売上10万円以上は達成しました。

もちろん、既に在庫があるというのはありますが、
出だしとしてはまずまずかなと。

全く反応がないものと思っていましたので、
商品にもよりますが、やはりやってみてよかったと思います。

日々のメンテナンスは当たり前

ここからはタイトルの内容になりますが、
物販ビジネスに取り組むにあたり、
日々メンテナンスをするのは当たり前のことです。

なぜそんなことを書いているかと言えば、
巷では「完全放置」とか「1日10分の作業でOK」といった
簡単に、楽して、ほったらかしで、
という甘い言葉で誘惑する残念なビジネスオファーが
未だに溢れています。

確かに、自分がやらなくても回る仕組みを作れば、
それは可能でしょう。

しかし、それでも最終的に何かあった時に責任を取るのは
代表あるいは社長である自分自身です。

また、このブログを読んでくださっている読者の皆様は
ひとりカンパニーという理念に共感頂いている方が多いと思っていますので、
その想いからして、放置するという行為がどれだけ現実とかけ離れているか
おわかりいただけることでしょう。

もちろん、その時その時の置かれている状況で変わります。

例えば、まだ商品を仕入れていない人で、
これからリサーチをして販売していく、という人にとっては
メンテナンスという時間はほとんど無いでしょう。

逆に言えば商品をある程度仕入れて販売しているのであれば、
日々メンテナンスをすることは当たり前です。

この意識は、特にYahoo!ショッピングを運営するようになってから
芽生えるようになりました。

Amazonでの販売でも日々メンテナンスはしていますが、
Yahoo!ショッピングの場合は、より自分の店舗という意識が強くなります。

もし、あなたが実店舗や店舗の販売担当者だったとしましょう。
営業日は毎日店舗に行き、商品の在庫だったり、
陳列の仕方だったり、他店の販売状況をチェックするでしょう。
それに応じて自社の商品の価格も揃える、であったり。
あるいは店舗の掃除をする、でもいいでしょう。

必ず店舗のメンテナンスをするのではないでしょうか?
もちろんお客様がいれば商品の紹介をしたり、
レジを打って会計をしたりもします。

それは、たとえオンライン上のECサイトであっても同じです。
他店の販売価格をチェックするとか、
在庫切れを起こしていないかチェックするとか、
新しいバナーを追加して導線を変えてみるとか、
広告の配信状況と反応をチェックするとか、
ECサイトでも出来るメンテナンスはたくさんあります。

強いて言えば商品の紹介だったり会計(決済)は
自動でやってくれますので、その辺りはECサイトの強みです。
24時間365日、システムのトラブルさえなければ
営業し続けてくれるからです。

とはいえ、それ以外のメンテナンスは実店舗と何ら変わりありません。

もし、あなたが実店舗のオーナーになったとしましょう。
従業員を雇ってメンテナンスは全て任せるのも一つの手ですが、
オーナーが何も考えずに「完全放置」でお店は回るでしょうか?

回るのでしたら、それは優秀な従業員がいる証。
その従業員が辞めない限りは順調かもしれません。

一方で、従業員を機械のように扱い、
メンテナンスは機械的に自動化させ、
店舗の掃除もろくにしないような店舗が
本当に成功するでしょうか?

実店舗ではそんなお店ほとんど無いと思いますが、
ECサイトになると、それがあり得るのです。

リサーチはツールにやらせる、顧客対応は自動化、
販売価格は他店に合わせて自動化。
決して悪いことではありませんし、
効率化させるためにある程度ツールや
システムに頼るのも重要です。

しかし、そもそものマインドからして、
リサーチがめんどくさい、
メンテナンスはめんどくさい、
そんなマインドしか持っていない
オーナーの店が繁盛するわけがありません。

繰り返しますが、実店舗ではあり得ないことが、
ECサイトになると起きてしまうのがこの業界の特徴です。

逆に言えば、だからこそしっかりとしたマインドを持って
店舗の運営をしていればチャンスは必ずやってきます。

これもYahoo!ショッピングの運営を始めてから
気付かされましたが、やはりしっかりと時間やコストを掛けて
運営している店舗と、ただ商品を置いているだけの店舗は
パット見ただけで分かります。

実店舗の場合は、例えば外観が良ければお客様は
入店してくれるかもしれませんが、
店内を見ればそのお店がどれだけしっかりと運営しているか、一目瞭然です。

オンライン上のECサイトであれ、
実店舗を持っているのと変わらないマインドで、
日々やるべきことはやる、任せることは任せる、
自分が判断すべきことは判断する。

そうしたマインドで取り組むことが重要だと考えています。

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