Amazon実践リサーチ・新品と中古の違い

Amazonでリサーチを行ない、取り扱う商品を検討していくわけですが、
そのスタートラインとして、まず新品を扱うのか中古を扱うのかで
大きく分かれることになります。

結論から言えばそれぞれにメリット・デメリットは存在しますので、
一概にどちらが良いとは言えません。

ただ、国内転売(せどり)ビジネス初心者の方が
実践するのであれば新品を扱うことを推奨します。

では、まず新品と中古の特徴をみていきましょう。

新品を扱う特徴

Amazonで新品を扱う最大の特徴は
価格の相場がある程度決まっていることです。

新品の商品にはメーカーが設定している
希望小売価格(=定価)があります。

ここで物販ビジネスにおける基礎知識になりますが、
価格というのは必ずこの価格で販売しなければいけない、
という決まりはありません。

一般的には希望小売価格や定価、メーカー希望価格などがありますが、
これはあくまでもメーカー側が「このくらいの価格で販売してほしい」
という目安の価格になっています。

そのため、その価格より高くても安くても、
法的に罰せられることはありませんし、
訴えられることもありません。

それは独占禁止法によって定められているからです。

ただし、定価より著しく安い価格で販売することで
その商品自体の商品価値の低下を招き、メーカーやほかの販売者に
悪影響を及ぼすような価格設定はNGとなります。

独占禁止法では下記のように記されています。

独占禁止法は,正当な理由がないのに,商品又は役務をその供給に要する費用を著しく下回る対価で継続して供給し,他の事業者の事業活動を困難にさせるおそれがある行為等を不当廉売として禁止しています。

つまり、不当な理由、故意に継続して著しい値下げをすることは禁止されています。

とはいえ、実質的には仕入れ価格と同等かそれよりも低い価格で
販売して利益が出るはずがありません。

そのため、「継続的に」という観点からも
現実的ではありません。

ですので、在庫処分や損切りのように
所有している在庫の分だけ、つまり一時的な値下げは
問題ありませんし、「在庫処分」という正当な理由があるので
問題ないと判断される可能性が高いことになります。

一方で、定価より高く販売すること自体も問題にはなりません。
もちろん、それで買う人がいるのか、という話になりますので、
極端に高すぎるのはどうかという話ですね。

また、一時期問題になった、限定品を転売目的で買い占めて
オークションで価格を吊り上げるという行為がありました。

道徳的にどうかという問題にはなりますが、
これも法的な観点ではNGではないことになります。

そのため、いずれにしてもメーカーや問屋側が
特定業者に対して取引を停止したり、
数量を制限するといった対策が取られるということになります。

仕入れのところで家電量販店は購入制限をしている
ケースが多いと書きましたが、その対策もこういったことに
起因していると考えられます。

少し話が逸れましたが、つまり新品は
極端な価格の変動が少ないため、初心者の方に向いています。

また、商品コンディションも新品未開封品として
統一できますので、管理がしやすいのも特徴と言えます。

中古を扱う特徴

中古品は仕入れの仕方によって
新品以上の利益率を出すことができます。

例えば、メリカリのようなフリマアプリで
不用品として安価で出品されている商品を仕入れ、
実はそれが別のプラットフォームではものすごく需要があり、
高値が付くといったイメージです。

その人にとっては不用品でタダ同然の商品でも、
欲しい人にとってはたとえ新品の定価より高くても
買いたい、という人は一定数存在するものです。

とはいえ、そういった商品を見つけるのは
そう簡単ではありません。

また、中古品は商品コンディションも
仕入れる商品ごとに変わるため、
それなりに経験を積まなけばいけません。

特にAmazonの場合は商品ごとに商品コンディションを
明記しなければいけませんので、
中古の場合はその見極めが必要です。

場合によっては個別に写真を撮影し、
「ここにこんな傷がありますよ」といった
購入者に説明をする必要も出てきます。

それだけ手間をかけても売れる商品であればいいですが、
需要がなければ手間ばかりかかって効率的とは言えません。

そして何より重要なことですが、
中古品を販売目的で取り扱う場合、
古物商許可証が必要になります。

これは個人、法人関係ありません。

私も個人では古物営業の許可証を取得しています。

例えば、営利目的ではなく、一時的な不用品処理のために
自分の所持品を出品する程度では問題ありません。

ただ、継続的に中古品を仕入れ目的で購入し、
それを再販するような行為は明らかな営利目的、
営業行為になりますので、中古品で物販ビジネスを
する場合は必ず古物商許可証が必要です。

古物商許可証を取得するのは手間も費用もかかります。

逆に言えば、それが参入障壁となって
ビジネスがしやすいとも言えますが
いずれにしても初心者の方には難しいでしょう。

新品からリサーチを始める

以上の特徴から、まず国内転売(せどり)ビジネス初心者の方は
新品の商品を取り扱い、リサーチを始めていくことを推奨します。

では、実際に新品でリサーチをする際のポイントを
ピックアップしていきます。

以前書いたリサーチの記事でランキングリサーチと
カテゴリーリサーチについて紹介しました。
国内転売(せどり)のリサーチ概要

では、実際にどのカテゴリーにターゲットを絞っていくのか。

正解はありませんしやりながら広げていくのが良いですが、
まず最初のうちはある程度カテゴリーを絞ったほうが良いです。

いきなり浅く広くで様々なジャンルに手を出すと、
収拾がつかなくなってしまい、どの商品を仕入れればいいのか
分からなくなってきてしまうからです。

これは私自身の経験からも言えることです(苦笑)

そこで、特に国内転売(せどり)ビジネス初心者の方に
お勧めするのはゲームです。

新品のゲームを取り扱うメリット

新品のゲームはコンスタントに発売されており、
人気商品も数多く存在します。

人気商品ということはそれだけ需要があり、
売れる可能性が高いといえます。

とはいえ、ただ単に新作のゲームソフトを狙うだけでは
すぐに価格競争に巻き込まれてしまいます。

そこで活用したいのが限定特典が付いている商品です。

例えば、予約特典付きや初回限定版などですね。

ゲームの場合、ある程度メジャーなゲームだと
予約特典や初回限定版などが生産されています。

ここで1つ私が実際に利益を上げた商品をご紹介します。

この商品は初回限定版が定価越えしています。

では気になる仕入れ価格ですが、定価で11,988円(税込)です。

そして実際に売れた販売価格は14,800円でした。

定価であっても約3000円の価格差が生じています。

私はこの商品で約2000円の利益を上げることができました。
これはほんの一例ですが、考え方としてはこうしたイメージです。

こういった商品は生産数自体も限られていますので、
仕入れることができれば定価以上の価格で売れる可能性があります。

単純計算、この商品が100個売れればそれだけで月収20万円となります。
とはいえ、100個も仕入れるだけの仕入れ先を確保するのは
難しいので1商品に依存することはできませんが、
こういった商品をいくつも見つけて販売していけば
月収10万円、20万円くらいは決して不可能ではありません。

簡単にできます、とは決して言えませんが
コツを掴めば決して難しいことではないと思います。

限定版のゲームを仕入れるコツ

では、実際にどうやって仕入れれば良いか。

重要なポイントはその商品の発売日です。

ゲームの場合、発売日より前に購入する方法はありませんが、
発売日当日に店舗に行くことで仕入れることができるケースは結構あります。

あるいは事前にオンラインで予約ができれば、
当日店舗に行かなくても仕入れが可能です。

大事なことは動き出しの早さです。

例えば、このエントリーを書いている3月30日時点で
5月1日発売の新作ゲームがあったとします。

そのゲームには初回限定版があり、売れる可能性があるとします。
であれば、今のうちに仕入れ先リサーチを行ない、
予約ができれば予約するのは一つの手段です。

あるいは5月1日に最寄りの店舗へ
仕入れに行く予定を入れておき、
当日に仕入れてすぐに出品すれば
いち早く売れる可能性があります。

あくまでも一例ですが、このように需要があるうちに
仕入れて売ってしまえば回転率も上がり、
在庫が残るリスクも減らすことが出来ます。

その他にも様々な手法がありますが、
今回はここまでにしておきます。

気になる方はぜひLINE@からご連絡いただければ、
皆様の状況に合わせてお答えいたします!

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