Amazon入金サイクルで資金繰りを学ぶ

Amazonの概要でもお話ししましたが、
Amazonの入金サイクルは約2週間ごとになっています。

この入金サイクルは他のプラットフォームに
比べても早いですし、自動処理されるというのも便利です。

一般的なビジネスですと、「月末締め翌月末払い」といった
言葉を耳にしたことのある方もいらっしゃるでしょう。

長いところだと90日くらい入金がされない場合もあります。

早くても30日(1か月)サイクルが一般的ですが、
それと比較しても14日前後で入金されるのはありがたい限りです。
(厳密には着金まで2~3日かかります。)

この入金サイクルを活用して、資金繰りの基本を学んでいくのには
ちょうどよい仕組みと言えます。

資金繰りの管理は国内転売ビジネスに限らず、
物販ビジネス全体、あるいは会社経営にも通ずるところです。

是非、国内転売ビジネスをきっかけに資金繰りの
感覚を経験しておくのとよいでしょう。

仕入れのタイミング

仕入れの時に書きましたが、基本的には国内転売ビジネスは
クレジットカードを使って仕入れをします。

クレジットカードの締め日と引き落とし日は種類によって違いますし、
自分で設定することもできます。

例えば楽天カードの場合、月末締めの翌月27日引き落としです。

つまり、4月1日に仕入れを行なうと、支払いは5月27日となります。
日数にして約50日程度あります。

その間にAmazonからの入金は少なくとも3回はあります。
ただし、実際の入金サイクルはアカウントによって異なる場合もありますので、
必ずご自身のアカウントで確認をしましょう。

管理画面の「レポート」の下にある「ペイメント」で確認できます。

つまり、なるべく月初に仕入れを行なったほうが
資金繰りとしては安定することが分かります。

ですので、月初に仕入れをするのであれば
その前の段階でリサーチをしておく必要があります。

リサーチを月中から月末に集中して行ない、
月初に仕入れを行なえば資金繰りとしてはかなり安定します。

自己資金を極力出さずに販売できる期間を最大化できるわけです。

在庫管理について

こちらも国内転売ビジネスに限らず、
物販ビジネス全般で言えることですが、
在庫管理はコンスタントに行う必要があります。

いくらFBAに納品してあとは自動化できるとはいえ、
国内転売では同じ商品に他の出品者が
相乗りしてくることは日常茶飯事です。

当初販売できていた価格から値下がりしていくことは
当たり前なので、仕入れの段階でぎりぎりの利益だと
後々赤字になってしまいます。

とはいえ、赤字を恐れてそのまま放置してしまうと
まさしく不良在庫が増えてしまいます。

不良在庫は損切りすべし

不良在庫はその名の通り、持っていて良いことはありません。
中にはしばらく置いておいて、後から値上がりするというケースも
ないことはないですが、割合としては少ないです。

もしどうしても価格競争によって値下がりして
赤字になってしまう場合、赤字でもいいので仕入れ資金の
引き落としの前に損切りすることも必要です。

つまり現金化して新たな仕入れに使うというイメージです。

物販ビジネス、国内転売ビジネスの良いところは
仕入れた商品は資産になります。
たとえ値下がりしても、極端に需要がない商品ではない限り、
売れるので現金に戻すことができます。
※損切りの方法はAmazonで値下げする以外にも
いくつかありますが、ここでは割愛します。
気になる方はLINE@よりご連絡ください。

もちろん、それを繰り返してしまっては赤字続きになりますが、
赤字になること自体を恐れる必要はありません。

それはどの会社や小売店も同じことです。

例えば、家電量販店で「処分セール」みたいなワゴンセールを
見たことがある方は多いと思います。

原価が分からないので一概には言えませんが、
当初販売したい価格では売れ残ってしまい、
値下げして売り切る販売手法です。

その商品だけ見れば赤字かもしれませんが、
戻ってきた資金を再び次の商品に投下することで、
次の商品で利益が出れば問題ないのです。

これは国内転売ビジネスでも同じ考え方ができます。
不良在庫を抱えているうちは資金(現金)も無くなりますし、
更に保管料もかかってしまいます。

であれば、その時点での最安値にしてでも
カート獲得を行ない、売り切って現金にすることで
カードの引き落としに間に合えば、また次の仕入れができます。

この感覚は会社経営でも全く同じことです。

是非、今のうちに身に付けておきましょう。

トータルで黒字になれば良い

国内転売ビジネスで重要なことは、
とにかく資金を切らさないことです。

仕入れ資金が払えないがために
生活費から捻出してしまっては本末転倒です。

もちろん、全ての商品がスムーズに回るわけではないので、
多少の持ち出しはどうしても発生してしまいます。

むしろ、それを恐れて仕入れを躊躇してしまうと
機会損失になります。

ですから、よく「資金がなくても出来ます!」というキャッチコピーで
物販ビジネスを推奨する人もいますが、私は違うと思います。

もちろん何百万円といった大きな資金は必要ありませんが、
せめて20~30万円くらいは万が一のために
捻出しても問題ないくらいは用意しておくことをお勧めします。

よく考えてみてください。

どんなビジネスであれ、本当に一切の資金もなしに
ビジネスをするのは実質不可能です。

できるとすれば、それこそアフィリエイトや情報発信のような
情報ビジネスだけだと思っています。

情報ビジネスは原価がほとんどかからない代わりに、
成果が出るまでに時間がかかります。

その点、物販ビジネスは商品が価値となり資産となるので、
その資産を販売して対価を得ることができます。

ある意味、投資と同じ感覚です。

仕入れる商品に対して投資を行ない、
そのリターンとして投資した以上の価格で売れれば
それが利益となります。

国内転売ビジネスは、ひたすらその繰り返しです。

まとめ

恐らく、国内転売(せどり)に対してここまで資金繰りの考え方について
言及しているコンテンツは少ないと思います。

私自身、無料で閲覧できる情報の範囲では
見たことがありません。

有料のコミュニティやコンサルに入会して、
初めて聞いたことは何度もあります。

しかし、国内転売(せどり)とて立派なビジネスですから、
その感覚や考え方はしっかりと身に付けておくべきです。

とはいえ、分かっていてもなかなか実践できないものです。

困ったことがあれば、ご相談ください。

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