Amazon FBA出品(発送)の概要とメリット

Amazonでの出品方法には大きく分けて2種類あります。

出品方法でもあり、出荷方法という言い方もできます。

FBA出品と自己出品です。
FBA発送と自己発送とも言えますね。

今回はFBAの特徴をみていきましょう。

FBA出品(発送)とは?

Amazonの物流システムを利用する出品(発送)方法です。

FBAとはフルフィルメントbyAmazonの略です。
Amazonが出品者に代わって注文を受け付け、
更に商品を出荷してくれるシステムとなっています。

そのため、私たちがやるべきことは管理画面から
「Amazonから出荷」を選択し、商品情報を入力します。

そして指示に従ってラベルを貼ったり、
荷物の上に専用ラベルを貼ったりと言った作業を行ない、
あとは指定の倉庫宛に発送するだけです。
詳しいやり方はAmazon公式サイトに
説明がありますので、参考にしてください。
FBA はじめての納品

無事に納品が完了すれば、あとは注文から出荷まで
完全自動化できますので、価格調整だけしておけば良いということになります。

大まかな流れ

ここでは簡単に納品までの流れを記載しておきます。

STEP.1
管理画面から「Amazonから出荷」に変換
STEP.2
管理画面で納品する商品の情報入力
STEP.3
商品ラベルと配送ラベルをプリントアウト
STEP.4
商品ラベルと配送ラベルの貼り付け
STEP.5
指定倉庫へ発送
STEP.6
商品の到着
STEP.7
商品の受領
STEP.8
商品の受領完了

管理画面での細かい操作方法はここでは割愛しますが、
実は商品ラベルの貼り付けはAmazonに代行してもらうことも可能です。
手数料も安いですので大量の商品を扱う場合は
代行してもらってもいいと思いますが、
少なくとも最初のうちはやり方を覚えるためにも
自分で対応するのがベターです。

FBA納品の補足

私はAmazon提供の動画で分かりましたが、
商品によっては複雑な場合があります。

後程も触れますが、納品ミスがあると返送されてしまい、
コストも手間もかかるため、十分に注意しましょう。

LINE@でご連絡いただけましたら、
フォローいたしますのでお気軽にご連絡ください。

FBAのメリット

FBAを利用するのには様々なメリットがあります。
もちろん、後程紹介する自己出品の方が良い場合もあるので、
ケースバイケースで使い分けるのがベストです。

1商品辺りの配送コストが下がる

例えば同じ商品を10個販売する場合、
1人1人のお客様へ出荷するのと1か所に出荷するのでは、
どちらが配送コストが安いでしょうか?

当然、後者ですね。

1か所分の配送料で10個の商品を出荷すれば、
実質配送料を1/10にできます。
納品する商品が多ければ多いほど
1商品辺りの配送単価が下がります

これは非常に大きい要素ですね。
昨今、配送業者を取り巻く環境変化から
大手配送業者は軒並み値上げをしています。

弊社では日本郵便さんと契約していますが、
今年の6月から値上げとなります。

それもかなりの値上げです。

以前は、物販ビジネス初心者の方には
とりあえず後納契約をして配送料を安くするように促していましたが、
最近では料金的なメリットはあまり無くなってきました。

それでも一般の配送料よりは安いですし、
後納にすることで毎回毎回支払いしなくて済むので、
後納契約は必須です。

少し話が逸れましたが、1商品辺りの配送料を抑えられるのは
FBAを利用する大きなメリットと言えます。

プライムマークでカート獲得率アップ

皆さんも「Prime」というマークが付いた商品は見たことがあると思います。

また、商品詳細ページに「この商品はAmazonが発送します」と記載のある商品は
FBAを利用している商品ということになります。

Amazonの倉庫に納品されると、注文が入ったらすぐにAmazonが対応できますので、
配送がスピーディーになります。

つまり、お客様にとって恩恵がありますので、
AmazonとしてはこのFBA納品している商品を
優先的に前の方に表示しようとするロジックがあります。

つまり、FBA納品されているだけで、
価格が必ずしも最安値でなくてもカート獲得の可能性が上がります

カート獲得については別で詳しく説明しますが、
要するに販売できる可能性が上がるということです。

出荷遅延リスクの回避

出荷はすべてAmazonが代行しますので、
当然ですが出荷遅延することはありません。

もちろん、実際の配送現場での遅延やトラブルの可能性は
回避できませんが、少なくとも自分たちに責任が及ぶことはありません。

むしろすぐに届くので、ストアの評価も上がる可能性があります。

FBA利用時の注意点

基本的にはメリットの方が多いFBA出品(発送)ですが、
もちろん注意すべき点もあります。

納品ミスによる返送・利用不可

Amazonの倉庫は日々大量の荷物が到着します。
そのため、極限まで納品作業を効率化するために
細かいルールが設定されています。

例えば商品自体にラベルを貼るのですが、
もともと付いているバーコードが隠れるようにしなければいけません。

その他にも、商品を梱包したダンボールに貼るラベルや
納品作成画面での入力など、1つでもミスがあると
納品ミスとして扱われます。

もし納品ミスがあった場合もいくつか対応が分かれます。
軽微なミスであれば、Amazon側が修正して納品完了してくれます。
しかし、いくら軽微なミスとはいえ、
連発すると要注意アカウントとして
FBAが利用できなくなってしまう恐れがあります。

この点についてあまり触れない方も多いのですが、
私としてはFBAの利用不可はアカウント停止リスクの次に
高いリスクだと考えています。

また、あまりにもミスが多い場合は商品が納品されず、
そのままこちらに戻ってきてしまうこともあります。

更にその返送料がかかったり、もう一度出荷する場合は
当然そのコストもかかりますので、相当なロスになります。

納品ミスは十分に注意しましょう。

手数料が上がる

出荷を代行するわけですから、当然手数料もその分上がります。
商品のカテゴリーや大きさによっても変わりますが、
だいたい自己出品と比べて200~500円くらい高くなります。

詳しくはAmazonの公式サイトも確認してください。
FBAの料金プラン

とはいえ、前述の通りカート獲得率が上がりますので、
販売価格も上げることができます。

どちらがいいかはその辺りの判断にもなります。

保管料がかかる

倉庫に納品して注文が来たら出荷されますので、
注文が来なければ倉庫に保管されたままになります。

当然、保管料がかかってきます。
保管料も商品の大きさによって変わりますが、
ただ一般的な倉庫業者に委託するよりは安いです。

また、売れてしまえばかかりませんので、
なるべく回転率を上げることが重要ですね。

まとめ

FBAは特別な理由がなければ、基本的には積極的に利用すべきです。

特にカート獲得率が上がるのと、出荷遅延リスクが回避できるのは
国内転売ビジネスに限らず、FBAの大きな恩恵と言えます。

ただ、次回紹介する自己出品にも特徴がありますので、
状況に合わせて使い分けるのがベストです。

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