ここではBUYMAで実際に販売(出品)する商品を選定するための方法をご紹介します。
BUYMAに限らずですが、輸入ビジネスにおいてどの商品やブランドを取り扱うべきかを調べる作業を「リサーチ」と呼びます。
このリサーチはBUYMAや輸入ビジネスで最も重要な位置づけの作業であり、このリサーチがしっかりできていれば、たとえ始めたばかりのアカウントでもすぐに稼ぐことができます。
それだけ重要な作業なので、詳しい方法は別でリサーチに特化したレポートを作成しますので、
ここでは全体の流れの一つとしてある程度の方法を掴んでもらえればと思います。
BUYMAでリサーチをする上で大事なことは、モデリングです。
モデリングとは、分かりやすく言うと「人の真似をすること」です。
つまり、現在売れている商品やブランド、そしてそれを扱っているバイヤーを調べ、そのバイヤーよりも価格で勝負することができそうであれば、そのブランドに参入していくというスキームになります。
では、1つ1つ解説していきますね。
誰をモデリングすべきか?
まず最初に「誰」という部分を決めましょう。
BUYMAには、それこそ何千人、アクティブではない人も含めたら何万人というバイヤーが登録しているかもしれません。
その中で誰をモデリングすべきかと言えば、自分と似た環境で自分よりも少し先を行っているバイヤーになります。
自分と似た環境とは、つまり「日本在住である」ということです。
この記事を読んでいる方は恐らくほとんどの方が日本国内にお住まいだと思いますので、同じように日本在住のバイヤーをモデリングしてみてください。
では、実際にBUYMAで出品されている商品を見ていきましょう。
商品への導線はBUYMA内にたくさんありますので、まずはあまり深く考えず、大きく掲載されているバナーや好きなブランドなどからたどって行ってください。
例えばこの商品の場合、発送地が東京都になっています。つまりこのバイヤーはあなたと同じ日本国内で活動をしている人ですので、モデリング対象の第一条件としてはクリアです。
次に、右上にあるアクセス数とほしいもの登録数を見てみましょう。
アクセス数とは、この商品に対して今までに累計でどのくらいのアクセスがあるのかをBUYMAが集計したものです。
これは私の経験則ですが、1000を超えるような商品は確実に売れている商品であり、かなりの人気商品だと判断していいでしょう。
商品によってはアクセス数が少なくても売れる場合がありますが、最初のうちはアクセス数が多い=売れているという基準で見ていくのが早いです。
4桁と言わず、3桁(100以上)のアクセスを集めている商品でも十分に合格ラインと言えます。
次にほしいもの登録数ですが、これはその商品をほしいと思ってチェックしているお客様がどのくらいいるのかを集計しています。
ヤフオクで言う「ウォッチリスト」であったり、Webサイトを閲覧しているときにブックマークをするのと似たような意味合いです。
一概には言えませんが、だいたいアクセス数の1/10くらいの割合でほしいもの登録数が蓄積され、むしろそれ以上の割合になっている商品はかなり人気だと判断していいでしょう。
最後にお問い合わせというタブを確認してみます。
BUYMAの場合、お客様からのアクションは大きく2つあって、一つがバイヤーに対してお問い合わせをして、希望のサイズの在庫があるのか、あるいは商品の詳細(素材、サイズ、発送日数など)について確認をします。その上で問題がなければお客様は商品をカートに入れ、オーダーをします。
もう1つはお問い合わせをせずに直接カートに入れ、そのままオーダーをします。
つまり、商品ページに掲載されているお問い合わせは購入を検討しているお客様からの生の声であり、それを誰でも閲覧することができるのです。
お客様からすれば、過去に別の人がお問い合わせをした内容を見ることによって、自分がお問い合わせをしなくても解決できる疑問もあります。
一方、これは私たちバイヤーにとっても重要な情報源で、どのくらいお問い合わせの件数があるのか、あるいは直近でお問い合わせがあったのがいつなのか、という情報を得ることができます。
少し難しいのが、必ずしもお問い合わせがあったからといって購入に至っているかどうかまでは判断できないので、一概に「お問い合わせが多い=売れている」、「お問い合わせがない=売れていない」ということまでは断定できませんが、やはり少ないよりは多いに越したことはないでしょう。
まとめると、
・日本在住バイヤーかどうか(発送地が日本になっているか)
・アクセス数が100以上あるか
・お問い合わせがどのくらいあるか
これらの情報を商品ページから読み取っていきます。
次に、その商品を扱っているバイヤーをチェックしてみます。
同じ商品ページを下にスクロールすると、右側に「パーソナルショッパー情報」という縦長の枠が出てきます。
ここに、この商品を出品しているバイヤーの情報が出てくるのです。
BUYMAでは、同じバイヤーでもある特定の条件を満たした、いわばVIPバイヤーである「プレミアムパーソナルショッパー」という表記が付いています。
このバイヤーの場合、国内在住であってもかなりのベテランであるため、独自の仕入先があったりするので、初めのうちは正直あまり参考になりません。
狙っていくべきなのは、このマークが付いていない通常のパーソナルショッパーです。
続いて枠の中を見ていくと、現在出品している商品の件数、ファン数、評価などが掲載されています。
出品件数が多い=売れているとは一概に言えないので、そこまで意識しなくてもいいですが、ファン数と評価の件数はこれまでにどれだけ販売しているかをダイレクトに表している指標なので、必ずチェックしてください。
ここも、初めのうちはファン数が20~100、評価も「満足」が20~100くらいあって、逆に「不満」が1ケタ台のバイヤーを基準にしていくと良いでしょう。
最初に言ったとおり、その辺りの数値のバイヤーが最もあなたに近い環境のバイヤーであるからです。
出品している商品の仕入先を探す
このように、ある程度売れていると考えられる商品と、自分に近い存在のバイヤーを見つけることが出来れば、あとは実際に出品している商品をどこから仕入れているのか、をリサーチする必要があります。
繰り返しになりますが、BUYMAは注文が入ってから仕入れをすればいいシステムです。
裏を返せば、出品する前にきちんと商品を確保できる仕入先さえ見つけてしまえば、どんどん出品して良いのです!
(もちろん価格設定のために利益の計算が必要です。それはまた後ほど。)
では、見つけた商品の仕入先をどうやって探すかですが、ここでGoogle画像検索を使用します。
※ここからはGoogleクロームを使用していることを前提に進めていきますので、まだ持っていない人は下記からダウンロードしておいてください。
https://www.google.co.jp/chrome/browser/desktop/
見つけた商品ページの画像の上で、マウスを右クリックしてみてください。
すると、このように「Googleで画像を検索」というメニューが現れるはずです。
(もし出てこない場合はGoogleクロームを最新版にしてください。)
あとはこれをクリックするだけで…
Googleが自動的にこの画像と似ている画像や、この画像が掲載されている他のサイトを検索してくれるのです!!
大抵、1ページ目や2ページ目は日本国内のサイトが多いですが、それ以降になると英語のページが出てきます。
仕入先は必ず海外のサイトですので、英語のページが出るまで探していきます。
最初のうちは英語のサイトにアクセスするのは、ウイルスに感染しないか、変なメールが来たりしないか、不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、サイトにアクセスしただけでそうなることはまずないので、安心してください。
どうしても不安な方はお使いのパソコンにウイルスソフトをきちんと入れておけば安心です。
この商品の場合、早速2ページ目から英語のサイトがズラッと表示されました。
ほとんどの場合、ヒットするサイトは大きく分けて2つあります。
・実際の商品が販売されているサイト(=仕入先になるサイト)
・商品の紹介をしているブログやニュースサイト
このどちらかになりますが、私たちが見つけたいのは当然、前者です。
この辺りの判断は数をこなしていけばだんだん分かるようになりますので、最初のうちはとにかくヒットしたものを上から順番に見ていってください。
試しに一番上のサイトからクリックすると…
この商品の場合、偶然にも2ページ目の一番上にあるサイトが見事に仕入先サイトでした!
仕入先サイトの特徴としては、
・同じ画像が掲載されている
・価格が掲載されている
・ショッピングカートのようなボタンがある
これらが見て分かれば仕入先サイトとして認識してOKです。
このように、既に出品されている商品から画像検索を利用することによって、意外と簡単に仕入先を見つけることができます。
厳密には、この商品は日本に発送してくれるのか、仕入れ価格と販売価格、送料といったお金の計算を行って、利益が出るのか、といったチェックが必要です。
とはいえ、まずここではリサーチの方法をご紹介しましたので、ここまでとさせていただきます。
あとは、とにかくたくさんの商品を調べて数をこなし、だんだんと自分自身の中で仕入先となるサイトを開拓していってください!
どんな仕事も初めは苦労しますが、慣れてくればだんだん面白くなっていきますよ。
また、どうしても画像検索ではヒットしない商品は、潔く諦めて次に行くのも大事です。
BUYMAには、それこそ何万点という商品が掲載されており、その全てを調べ尽くして扱うことは不可能です。メリハリをつけて取り組んでみましょう。
まとめ
リサーチの大まかな流れのおさらいです。
・モデリング(真似をする)する商品、バイヤーを決めるために自分と似た環境のバイヤーを探す
・選定基準は発送地、アクセス数、ほしいもの登録数、お問い合わせ数をチェックする
・バイヤーのランク(プレミアムかそうでないか)をチェックする
・画像検索で仕入先を見つける
合同会社FRONTIER TRADE代表社員。
一人でも出来るビジネスを通じて一生涯に渡って稼ぎ続ける情報を発信するメディア「ひとりカンパニーのススメ」を運営。自らもひとりカンパニーとして輸入総代理ビジネス、Webサイト構築、メディア運営、YouTubeなどに取り組む。