輸入総代理ビジネスに限らずですが、会社として力を入れて取り扱っていきたい
ブランドやプロダクトが決まった後、資金が必要になることはあるでしょう。
もちろん、多額の資金がないと始められないわけではありません。
とはいえ、やはり資金はないよりあった方が良いのは間違いありません。
重要なことは潤沢な資金があるからといって無駄に使ってはいけませんし、
あまりに無さ過ぎて何もできないという状況もよろしくはないでしょう。
そこで必要になって来るのが資金調達です。
今回は資金調達の概要ともいえる、どういった方法があるのかを中心に書いていきます。
クラウドファンディング
このブログでも何度か書いていますが、クラウドファンディングはここ最近注目の資金調達メソッドです。
これだけで1記事書けるくらい、やるべきことはたくさんあります。
それはまた別の機会にしますが、簡単に言うとオンライン上で資金調達を募る方法です。
2017年がクラウドファンディング元年とも言われており、プロジェクトを実施するためのプラットフォームがいくつも存在します。
メリットはリスクがほとんどないこと。
自分が販売していきたいブランドやプロダクトをプロジェクトとして立ち上げ、
そのプロダクトに賛同、共感してくれる人から資金を募ります。
出資してくれた人にはその見返りとしてプロダクトそのものを定価より何割か割引して
お返しする、というのが輸入ビジネスにおけるクラウドファンディングの王道です。
つまり、資金調達であると同時に、テスト販売・予約注文のような要素があります。
オンライン上で実施しますが、もちろん期間中にオフラインの場で販促することもできます。
個人でも実施できますので、ビジネスを始めたばかりの方でも問題ありません。
金融機関による融資
資金調達の王道と言えるのが金融機関から融資を受けることです。
金融機関と言ってもたくさんありますが、大きく分けて政府系の日本政策金融公庫と
メガバンクと呼ばれる大手の民間銀行、あるいは地域に根付いた信用金庫などがあります。
同じお金ですので、融資を受けるという意味で大きな違いはありませんが、
手続きにかかる時間や提出する書類が異なります。
これまでの売上や実績によっても異なりますが、
日本政策金融公庫が比較的金利が低い傾向にはあります。
逆に言えば地域に根付いたビジネスをする場合は信用金庫の方が
融資がおりやすい傾向にはあるようです。
ちなみに弊社では日本政策金融公庫と信用金庫の2行から融資を受けており、
どちらも満額での融資実行に成功しています。
投資家による出資
投資家さんから投資してもらい、資金を調達することもできます。
ベンチャーキャピタルのように組織だった方法もあれば、
例えば個人的な紹介などによって個別に契約を詰めていく方法もあります。
どちらにしても資金的に数千万円を超えるような巨額の資金調達を
したい場合には投資家さんからの出資を検討したほうがよいと言われています。
場合によっては億単位の調達をすることも可能ですが、
もちろんそれだけの計画や戦略をしっかりと練り上げてプレゼンしなければいけません。
ビジネスを始めたばかりの人にはハードルが高いと思いますが、
選択肢として存在するということは頭の片隅に入れてくと良いかもしれません。
ちなみに、知人や親族から出資してもらうこともある意味で投資家から出資してもらうのと
似たような方法と言えます。
ビジネスコンテストに出場する
最終的には金融機関から融資を受けることになるので、
方法というよりは手段ですが、各地域で行われているビジネスコンテストのようなものがあれば
出場を検討してもいいと思います。
それなりに準備は必要ですが、ビジネスプランを立てる作業はどちらにしても必要ですから、
もしタイミングや出場条件が合えば思い切って出場してみるのは面白いでしょう。
県単位や市単位など、行政によってやり方は違いますが、
「〇〇市 ビジネスコンテスト」などと検索してみるとヒットすると思います。
まとめ
資金調達、特に金融機関から融資を受けることに抵抗がある方も多いと思います。
確かに必要以上の融資を受けることはよろしくないですが、
必要なことに使うためであれば積極的に融資は受けたほうがいいと考えています。
特に調達できるうちに資金を調達しておくことは非常に重要です。
なぜなら、リーマンショックのような金融危機が起きた場合、
借りたくても借りることが出来ないからです。
また、金融機関(あるいはクラウドファンディング)とのコネクションができますので、
いざという時に助けてもらえる可能性も広がります。
基本は自社で売上と利益をあげて資金を確保していくことが重要ですが、
必要に応じて外部からの資金調達を検討することは良い選択です。
弊社では2度の満額融資実行に成功しており、
クラウドファンディングでも2度のサクセスをしています。
資金調達に関するご相談も承っていますので、
お気軽にお問い合わせください。
合同会社FRONTIER TRADE代表社員。
一人でも出来るビジネスを通じて一生涯に渡って稼ぎ続ける情報を発信するメディア「ひとりカンパニーのススメ」を運営。自らもひとりカンパニーとして輸入総代理ビジネス、Webサイト構築、メディア運営、YouTubeなどに取り組む。