新型コロナウイルス関連の資金調達・いまこそ行動して変わるとき

4月もあっという間に下旬。もう5月が目の前に来てゴールデンウイークに入ろうとしています。
今年は周知の通り新型コロナウイルスの感染拡大によって多くの人が影響を受けています。もはやゴールデンウイークがあっても変わらないですね。。
経済も停滞しており、業種によっては中小企業のみならず大企業ですらも経営が危ぶまれています。

政府も必死に企業支援するための給付金や融資制度を急ごしらえしています。

いま、まさに日本は、そして世界は大きく変わろうとしています。

もともと今年は5Gを中心としたIoTの普及、自動運転技術の向上、AR/VRの普及など、いわゆる「次世代」的な動きが期待されていました。
カルチャー的にも五輪が控えていたので、そういった意味で様々な面から「変革の年」になるだろうなとは感じていました。
しかし、それが新型コロナウイルスが変貌のきっかけとなったのは正直驚きです。

とはいえ、実際に目の前で起きている現実を冷静に捉え、自分がすべき次なる一手を考えていかなければいけません
先ほど書いた国の支援制度や資金調達はもちろん重要です。「使えるものは使う」という思考は今こそ大事です。
しかし何よりも大事なことは他者に頼るだけでなく、自分自身も変化を恐れずに歩みを止めないことです。

そこで今日は、私自身の直近の行動をお伝えすると共に、この新型コロナウイルスの状況下、そしてこれから訪れる「アフターコロナ」と言われる世界へどう進んでいくべきかをアウトプットしていきます。

新型コロナ関連の資金調達・給付金制度は必ず使うべき

まずは経営的な話になりますが、新型コロナウイルス関連の融資制度や給付金制度が整備されました。

私は以前から経営における最重要事項をキャッシュが尽きないようにすることと考えています。

どんな立派な経営書だろうがコンサルタントの著書や教えだろうが、これを疎かにする人がいれば私は全否定します。

いまの状況はまさしく有事です。有事とは簡単に言って非常事態である、ということ。
文字通り政府は非常事態宣言を発出しました。課題は残るものの基本的には外出自粛、営業自粛が浸透しています。

こうした状況下で経営者がまずもって取るべき手段が資金調達です。
もともとキャッシュが潤沢にあって問題ない、という企業なら良いでしょう。

とはいえ、いくら今まで健全な経営が出来ている企業でも今後どうなるか分かりません。
新型コロナウイルスによって打撃を受けた業種もあれば、むしろ追い風になっている業種もあります。
自社のビジネスがどちらなのか、既に影響を受けているのか、中長期的に影響を受けそうなのか、その辺りを分析しつつ資金調達出来るのであればしていくべきです。

実際に私が動いた融資制度と来月予定されている給付金についてまとめておきます。

新型コロナウイルス感染症特別貸付

政府系金融機関である日本政策金融公庫で申し込みできる新型コロナウイルス感染症特別貸付
これがいわゆる無担保・無利子で受けられる融資制度です。

MEMO

民間の金融機関でも申し込み可能になるようですが、現場レベルにはまだ降りてきていないようです。

個人的には「無担保・無利子」という言葉が独り歩きしてメディアで様々議論されていましたが、ハッキリ言って議論の余地はありません。
中には「結局返済する必要のある融資なんだから支援になってない」と批評するコメンテーターや評論家を見ましたが、全く経営を分かっていないとしか言いようがありません。いまはそんなこと言ってる場合ではないのです。

借りられるなら借りておく

この感覚を即断即決できることが経営者として最低限の仕事です。
借りる前から返すことがどうとか、それが政府の支援になっていないとか、そんなことはどうでもいいのです。
むしろ、こうした制度を日本政府の割には頑張って設けた時点で評価したほうが精神衛生上よいです(笑)

それはさておき、私はこの制度を知り、申し込みが可能になってから、そこまで日が絶たないうちにとりあえず申し込みしました。
確か申し込みをしたのは3月上旬。事前に申し込み書や決算書などの書類を送付し、3月24日に面談しました。

この制度の対象はざっくり言うと「売上が5%以上減少している」とあるので、新型コロナウイルスの影響に関係なくとも受けられる制度と言えます。
私も面談時に普段とは異なる書類を1枚署名しました。それが新型コロナウイルス感染症特別貸付の専用用紙でした。
それ以外の面談内容は特段変わりなく、また私が行った時は申し込みが増えているものの「殺到」というほどではなかったです。

4月に入ってから申し込みは急増しているようです。日本政策金融公庫のHPを久しぶりに見たらトップページに大々的に新型コロナウイルス関連の記載があったので、まさにピークを迎えているかもしれませんね。

正直いまからだと早いとは言えませんが、検討している方はすぐに申込書だけでも提出することをお勧めします。

危機関連保証(保証料ゼロ)

危機関連保証は民間の金融機関で利用できる制度で、具体的には信用保証協会付きの融資となります。
実は私、この制度の名前は知りませんでした。セーフティネット4号の方が馴染みがあると思います。
私もその認識でセーフティネットでの融資を受けるつもりでしたが、売上の計算をしたところ、たまたま危機関連保証になったという流れです。

違いは売上の減少が15%以上なのか20%以上なのか、というだけで内容は同じです。
弊社の場合、クラウドファンディングがあると売上が一時的に伸び、仕込んでいる期間は売上が下がるといった上下動があります。
恐らく物販ビジネスをしていれば多くの人がそうだと思います。そこで今回は売上が15%減に該当したので危機関連保証となりました。
メリットは保証料を市が全額負担してくれる点です。流石に無利子とはいきませんが、1~2%程度なので問題ありません。

手続きの流れ的にはすでに地元の信用金庫と付き合いがあったので日本政策金融公庫より楽でした。
とはいえ、今回の保証制度を利用するには市の承認が必要だったので、その承認を得るための書類作成や手続きに手間は掛かりました。
詳細は割愛しますが、市の承認を得た書類も含めた書類提出を信用金庫に行ない、あとは審査という流れで進みました。

持続化給付金

4月に入ってから本格的に情報が発表され始めた持続化給付金
これはまさに返済不要の「もらえるお金」ですので該当する企業や個人は必ず申請したほうがいい制度です。

持続化給付金は厳密に言えばまだ確定しておらず、まさに今週の国会で予算が成立して確定し、5月早々には申請開始、5月下旬に給付開始といわれています。
対象に関する細かい内容や計算方法は割愛しますが、ざっくり言えば前年よりも売上が50%以上減少した月があれば概ねどの企業でも対象になりそうです。

金額は最大200万円ですが、恐らく年間1,000万円以上の売上高がある企業で50%以上の売上減があればだいたい最大になる計算です。
つまり、条件にさえ合致すれば多くの企業が200万円の給付が受けられる制度とも言えます。

当然、自己申告制なので書類作成や申請作業は必要ですが、条件が合致するなら必ず利用したほうがいい制度ですね。

弊社も最新情報を常にウォッチしており、申請開始に合わせてすぐに動けるよう準備は出来ています。

新たな一歩が未来を作る

ここまで書いてきた資金調達は、いまこの苦しい状況を凌ぐための一時的な対策に過ぎません。

出来る限り資金調達を行なうものの、そこで安心してはいけません。

今まさに変化を求められています。

弊社では今月から本格的にEC構築・運営支援事業をスタートしました。
おかげさまで数社さん取引を開始して作業着手、納品まで終えている案件もあります。

私にとってECサイト構築は決して畑違いではなく、実際に自社でも運営している経験があります。
また制作という意味でも会社員自体にWEBサイトの制作現場を経験しているので、そこまで大きな抵抗はありません。

それでもECサイトとWEBサイトは似て非なるものだと実感しています。
押さえるべきポイントも異なるので、今までの常識では通用しない部分もあります。
また、常に最新情報をキャッチしてインプットし、アウトプットできるように準備もしています。

こうした業務はそれまでとは異なる大きな変化です。
もちろん、これまで通りの輸入ビジネス、物販ビジネスも行なっていますので、仕事量も増えています(苦笑)

それでも今は必死になってこの状況を乗り越え、「アフターコロナ」時代を生き抜くために仕事をしています。

タイミング(時流)的には新型コロナウイルスの影響でEC(オンラインストア)市場は注目されています。
もともと日本国内のEC市場は年々成長していますが、それに拍車がかかったのは間違いないでしょう。

とはいえ、だからといって漠然と「ECサイトは儲かる」といった思考では淘汰されます。私が言うのも変ですが、WEB制作や実際にEC構築を経験し始めているからこそ、「そんな甘い話じゃない」ということを肌で感じているからです。

物販ビジネスで言えば一定の周期で「流行り廃り」が変化しています。
・Amazonでの国内転売が流行った(稼げた)時期
・国内転売が厳しくなったら中国輸入(簡易OEM)が流行った(稼げた)時期
・簡易OEMが厳しくなったらメーカー輸入やクラウドファンディングが流行った(稼げた)時期

その他にもたくさんあるでしょう。
「ブログはオワコン」「日本株は稼げない」「ユーチューバーは今や激戦」などなど

確かに、どんなビジネスにおいてもタイミングは重要です。
うまく良い波に乗って稼いだ人もいれば、そこそこの波に乗って次の波に移った人もいるでしょう。
波に乗り遅れて溺れてしまった人もいますし、波が来ているのを分かっていながら浜辺から傍観した人もいるでしょう。

いずれにしても大事なことは自分の意志で決めて行動することです。
私自身、このブログで何度も書いてきたことです。そして自分自身もその意識で行動し続けているからこそ、自信を持って言えるという自負もあります。

時流を見つつ自分の頭で考え決断して行動する。

行動できる人から行動しよう

いま、世の中の状況は決して良くないです。むしろ悪い方向に向かっています。
以前も書きましたが、こうした状況下で新たなチャレンジ、挑戦は難しい雰囲気です。
まさしく自粛という言葉が広がっているように。

しかし、今必要な自粛は他人にウイルスを移さないようにするための自粛です。
もちろん、今でも外出自粛できない業種の仕事に従事されている方もたくさんいらっしゃいます。そうした方々の仕事があるからこそ、私たちが生活したり仕事が出来ているのは間違いありません。本当に感謝し、尊敬しています。

一方、外出自粛をきちんと守りながら、次なる一手を虎視眈々と準備することも忘れてはいけません。自粛は「何もしないこと」では無いのです。

行動できる人は行動しましょう。(外に出ろという意味ではありません。)

自宅にいても情報収集はできます。勉強できます。オンラインを使えば実践もできます。できることはたくさんあります。

変化を恐れず、行動した人だけが次のアフターコロナの世界で大きな成功を収めることが出来ます。

「別に大きな成功はいらない」という人も要注意です。

次の時代における「普通の生活」は保障されていません。

煽るつもりではなく、割と現実的な見解です。

私自身も自分がどうなるかなんて分かりません。
それでも変化することを恐れず、行動(挑戦)を続けていけば必ず何か掴めることがあると確信しています。

その確信があるのは、26歳で独立して今までやってきた経験があるからこそです。もっと言えば社会人になってお金を稼ぐ(給料をもらう)ようになってから常に挑戦し続けてきました。

たとえ時代は変わって、一時的に苦しい状況が来ても、自分自身の経験が消えることはありません。

借りたお金だからどうこうとか、失敗して損したらどうとか、そこで悩んでいる暇はないのです。

お金は消えてもまた戻ってきます。

経験は消えません。

これが今の私を突き動かしています。

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