先日のエントリーで、大量仕入れはリスクがあることを解説しました。
大量仕入れと希望的観測による仕入れに注意
しかし、それなりに経験を積んで
資金的にも多少の余裕が出てくると、
ある程度まとめて仕入れたほうが
効率的だという思考になることもあるでしょう。
大量仕入れに関しては国内転売初心者の方には
注意が必要だと説明していますが、
現実的にサラリーマンと同じくらいの
月収を目指すとなると、少数仕入れだけでは限界があります。
先に結論を申し上げると、どの程度の仕入れまでが
許容されるべきかは個人個人で異なりますので、
正解はないと思っています。
あくまでも個人的な見解として
お付き合いいただければと思います。
目標とする利益設定をすること
例えば国内転売(せどり)で月収20万円を
目標設定したとしましょう。
そのためには利益単価1000円の商品であれば、
200個販売できれば目標達成となります。
では、その200個をどのくらいのSKU数の構成で目指していくか、
が最大の焦点になります。
極論、1商品が200個売れれば目標達成です。
しかも1SKUであればメンテナンスも非常に楽です。
しかし、国内転売(せどり)でそれを達成するのは
至難の業だと思っています。
まれにそういったモンスター級の商品が出てくるかもしれませんが、
コンスタントに毎月出てくることはまずないでしょう。
それこそ、仮にそれで達成できても一発屋です。
では10SKUで達成しようと思えば、
1SKU辺り20個売れれば達成します。
つまり、利益単価1000円の商品を10商品見つけ、
それぞれ20個ずつ仕入れてすべて売れれば達成
というロジックが成り立ちますね。
であれば、必然的に仕入れ数は20個になります。
このように、まず最初に自分が目標としている利益から逆算して、
そのうえでどのくらいの利益単価の商品を狙い、
その単価に応じてどのくらいSKUを広げるか、
という分析をしたうえで仕入れ数を決めるのが
良いのではないかと考えています。
ちなみに、私自身も仕入れ数に関しては非常に悩みました。
「お一人様1点まで」だったら代えって何も考えずに済みますが、
極端な話、何個でも仕入れができる状態に直面すると
その個数は迷うところがあります。
大量仕入れによって一気に稼ぐことはできますが、
比率を間違えると不良在庫や赤字処理になってしまいます。
しかし、先ほど書いたように自分自身の目標から逆算することで、
ある程度の目安は見えてきます。
全て計画通りにはいかない
とはいえ、全て計画通りにはいかないものです。
価格競争によって当初利益単価1000円と
見込んでいた商品の利益単価が500円になることは
日常茶飯事です。
逆に言えば利益単価1000円と見込んでいた商品が
思ったほど競合も現れず、利益単価2000円で売れていくこともあるでしょう。
ガチガチに数字を固めるのではなく、
そういった状況の変化にも柔軟に対応しながら
計画を立て、仕入れ数を決めていくと良いでしょう。
あとは先ほど言った「お一人様1点まで」のように
大量仕入れはできないけど、確実に稼げる商品を
いくつか用意しておくのも大事なことです。
SKU数はバランスが大事
国内転売(せどり)ビジネスにおいて、
大量仕入れによって一気に稼ぐ戦略は
結構リスクが高いと思っています。
とはいえ、リスクを恐れて少ない範囲で
仕入れていてもなかなか目標とする利益は
達成できないかもしれません。
ある程度、大量仕入れによって一気に稼ぐ戦略が
取れる商品を狙いつつ、少ない点数でもしっかり稼げる商品も
取り扱うといったバランスの良い構成で戦っていくのが
ベターではないかと以下と考えています。
繰り返しになりますが、正解はありません。
使える資金やメンテナンスにかけるリソースによっても
戦略は異なります。
しかし、本質としては自分が目標としている
利益を稼ぐことですので、それが出来るための戦略を
練っていくのが良いでしょう。
合同会社FRONTIER TRADE代表社員。
一人でも出来るビジネスを通じて一生涯に渡って稼ぎ続ける情報を発信するメディア「ひとりカンパニーのススメ」を運営。自らもひとりカンパニーとして輸入総代理ビジネス、Webサイト構築、メディア運営、YouTubeなどに取り組む。