BUYMA出品方法(応用編)

前回の記事「BUYMA出品方法基礎編」で出品方法の基本的な項目の説明と、最低限対応しておいた方がいい内容についてご紹介しました。

今回は応用編ということで、ある程度出品作業に慣れてきた方向けの記事となっています。

最初からやろうとするとかえって時間がかかってしまいますので、目安としては50件くらい出品ができて、慣れてきたらトライしてみるとよいでしょう。

BUYMA出品方法(応用編)

ここでご紹介する応用的な出品方法は以下の項目になります。
・画像加工をする
・ブランドの愛用者を見つける
・商品名の工夫
・タグを設定してみる
・参考価格を設定する
・通常販売価格を設定する

まず大前提としてお伝えしておきたいのは、これらの方法はあくまでも小手先のテクニックと言ってしまえばそれまでです。

また、これらを全て対応しているからと言って売り上げが爆発的に伸びるかと言えば、残念ながらそうとは限りません。

しかし、やれることをやらないで、ただ何となく出品作業を繰り返しているだけでは時間の無駄ですし、そもそもなぜ輸入ビジネスを始めたのか、その根本が揺らいでしまいます。

大事なことなのであえて書きますが、これらの細かい作業や工夫が出来ないようでは、今後BUYMAはおろか、輸入ビジネスで独立・起業することは出来ないくらいの気概を持って取り組んでほしいと思います。

そして、なぜこういった対応をするかと言えば、それはいま皆さんが行っているモデリングを今度は自分がモデリングされないようにするための対応とも言えます。

つまり、お客様から見れば他のバイヤーより工夫しているから目に留まる可能性が上がりますし、同じバイヤーの立場からすれば、差別化することでモデリングされにくくなる(しようと思っても出来ない)ポジションに持っていくことが重要です。

もちろん、仕入先がある程度限られている状況ではどうしてもモデリングされてしまいますが、今のうちからこの意識を持っておくことで、いずれ独自の仕入先や自分だけのファンを獲得してモデリングされにくいアカウントに育てることができるでしょう。

さて、前置きが長くなりましたが、実際にそれぞれの工夫についてご紹介していきます。

画像加工をする
BUYMAの商品一覧ページを見てみると、ズラッとたくさんの商品が並んでおり、同時にたくさんのバイヤーがいることが分かります。

たとえ同じブランドの同じ商品でも、やはり人気商品であれば取り扱うバイヤーは殺到しますし、その分競争が激しくなります。

では、実際にお客様は何を基準に選んでいるかと言えば、やはり最初は価格ですよね。

どうせ同じ商品を買うのなら、少しでも安く買いたいと思うのが消費者心理ではないでしょうか。

一方で、例えば数十円や数百円程度の違いであれば、あまり気にせず商品ページの雰囲気やタイトル、あるいは画像といった要素で判断するお客様も一定数いらっしゃいます。

そこでまずトライしてみたいのは画像加工です。

例えば、このようにPRADAのバッグがズラッと並んでいる場合、大きく分けて以下の3パターンの画像が目に入ると思います。
商品一覧ページ
1、 仕入先の画像をそのまま掲載
2、 カラーバリエーションや同じ商品の別画像を組み合わせて掲載
3、 実物を撮影して掲載

このうち、写真の撮り方にもよりますが、やはり実物を撮影している方が説得力がありますし、手元に在庫があるのかなと思わせられるので魅力的です。

とはいえ、基本的には在庫を持って販売することはそれなりにリスクはありますので、現時点ではスルーしましょう。

次に、仕入先の画像をそのまま掲載していると思われる、単純にその商品がポンと映っている画像と、いくつかの画像が組み合わさって掲載している画像があります。

お客様にとってどちらが良いか、ハッキリとした答えは出しづらいですが、例えばカラーバリエーションがある場合はこれを見ただけで一目で分かりますので、商品の詳細ページまでアクセスしてもらえる可能性は上がると考えられます。

あるいは、裏面にもデザインがあったり、実際に使っているモデルさんのイメージが一緒にあったりすると、それも好印象になるはずです。

一方、だからといってむやみやたらにたくさん画像が入っていると、ごちゃごちゃし過ぎて印象が悪くなる可能性もあるので、バランスが大事ですね。

これもやはりお手本となるモデリングするバイヤーを参考にするのが一番です。

最初のうちはどんどん売れているバイヤーのモデリングをして、良いところを盗んでいきましょう。(画像や文章を盗んではいけませんよ。)

1点だけ注意したいのは、ブランドの「ロゴマーク」は基本的に使用しないほうがいいです。

ブランドのロゴマークには著作権があり、無断で使用するとBUYMAから取り下げ指令が来ることがあります。(とはいえ、それ以上に無断使用している人がたくさんいるのが現状で、普通に使っている人もいますが・・・)

何度も言っていますが、私たちは輸入ビジネスで独立・起業を目指す立場です。

真っ当にやるのがビジネスというもので、他の人がやっているから自分もやっていい、というのは悪いモデリングです。

ちなみに、ロゴが入っているからと言って売り上げに大きな違いが出るかと言えばそうではなく、かえって出品停止になるリスクの方が高いですので、使用はおススメしません。

ビジネスにおいて大事なことは、いかにリスクを小さくして売り上げを維持するかだと思っています。

では、実際にどうやって画像加工したらよいかです。

画像加工と聞くと、Photoshopやillustratorを使わないとダメなの?と思われそうですが、そこまで凝った加工をする必要はありません。

Windowsをお使いの方なら「ペイント」というソフトが入っていると思いますし、私自身はPhotoscapeというフリーソフトを使っています。
https://photoscape-free.softonic.jp/
※リンクはWindows版ですが、Macでも使えます。

詳しい使い方は割愛しますが、こういったソフトを使って加工したい内容は大まかに以下の項目です。
・枠をつける
・2枚以上の画像を組み合わせる(2~3枚がおススメ)
・自分のニックネームを入れる

特に重要なのが最後の「自分のニックネームを入れる」です。

あまり大き過ぎるとかえって邪魔になってしまいますが、ちゃんと読めるくらいの大きさで入れておくことによって「このマークが入っているのはこの人の商品だ」ということが一目で分かります。

商品一覧ページにはバイヤー名も掲載されますが、それよりもお客様は画像を真っ先に見ますから、その方が訴求はしやすいと思います。

これは持論ですが、ブランドのロゴを入れるくらいなら、自分のニックネームをさりげなく入れておいた方が良いと思っています。

あとは枠を付けて少しインパクトを与えたり、複数の写真を組み合わせて他の画像と差別化できればOKですね。(もちろん、枠もやり過ぎは注意です・・・)

画像加工をすることによって、お客様に印象を与えるだけでなく、これから参入してくるバイヤーにモデリングされにくくなるという点もメリットです。

ブランドの愛用者を見つける
自分が扱うと決めたブランドに、もし芸能人やスポーツ選手などの有名人が愛用者でいれば、その情報は入れておいた方が良いです。

できれば商品名に入れたいところですが、それで商品の情報が隠れてしまうと勿体ないので、商品コメントでも良いと思います。

例えばですが、人気モデルの梨花さんはBUYMA内でもよく登場します。

試しにブランド名ではなく、梨花さんのお名前で検索してみると、それだけで梨花さんが愛用しているとテレビやネット、雑誌に掲載されたブランドがヒットします。

これはタイトルや商品ページに「梨花」というワードが入っているためです。

このように、自分の扱っているブランドのファンであれば、例えば「梨花 バッグ」といった検索をする可能性もありますので、雑誌やインターネット、テレビなどで情報収集して愛用者を見つけるのも大事なことです。

なお、BUYMAで何度も注意が促されていますが、芸能人やスポーツ選手の画像を勝手に使うのは当然NGです。

発覚すると本人の事務所からBUYMA側に注意が行きますので、最悪の場合アカウント停止になります。

確かに芸能人の画像はかなり引きが強くなりますが、すぐに見つかりますので、あくまでもテキストとして使うだけにとどめておきましょう。

商品名の工夫
先ほどのブランドの愛用者を見つけるでも触れましたが、商品名は最も見られる文字情報です。

また、リサーチの時にお話ししましたが、ここに仕入先の商品名をそのまま入れるのは少しナンセンスですので、日本語に訳したり、「最新作」や「〇〇さん愛用」と言ったその商品ならではの情報や、「国内発送」自分自身の情報を入れておくと良いでしょう。

タグを設定してみる
出品ページに「タグ」があることにお気づきでしょうか?

このタグと言うのは、少しでもBUYMA内での検索をしやすくするために設けられているもので、実際に商品詳細ページに設定されているタグをクリックすると、該当する商品の一覧ページにアクセスできます。

タグは素材や柄など、様々なジャンルが用意されており、商品に該当するものは残さず設定しておくと良いでしょう。

タグがあるかないかだけで大きくは変わらないかもしれませんが、「出来るのにやらない」というのは無しにしましょう。

ちなみに、「日本未入荷」といったタグは人気ですが、確証がないまま設定するのはおススメしません。

モデリングしているバイヤーが設定しているからと言って、必ずしも情報が正確かどうかまでは分かりません。

必ず商品やブランドについてリサーチをしたうえで、正確な情報を設定しましょう。

参考価格を設定する
価格設定の箇所に参考価格と通常販売価格という二種類の項目があります。

参考価格とは、日本国内の正規店で販売されている価格です。

日本国内での定価と言えますね。

国内での定価が分かる商品で、実際に自分が販売する価格がそれより安くできる場合は必ず設定しましょう!

それだけで、商品ページに「〇%OFF」と赤字で表示され、非常に目立ちます。

これもタグと同様ですが、正確な情報を得たうえで設定してくださいね。

通常販売価格を設定する
通常販売価格は自分がその商品を2週間以上出品し続けていると設定できる項目です。

つまり、例えば最初の2週間は1万円で販売していたけど売れ行きが微妙だから、8000円にするよ、という設定が可能になります。

あるいは、仕入先がセールになって今までより大幅に値引きが出来る場合も同じように設定するとよいでしょう。

まとめ

このように、細かいことの積み重ねが自分自身のアカウントを育てていくことになります。

せっかく同じ時間を使って取り組むのであれば、少しでも質の高い商品ページの作成を行って、他のバイヤーと差別化を図るようにしましょう。

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