Googleアナリティクスを活用したWEB分析

輸入総代理ビジネスを活用する上で
ブランド公式サイトを運用する必要があります。

ブランド公式サイトはそのブランドや
商品の窓口、顔となる場所です。

一般のお客様はもちろんですが、
取引先になる可能性がある小売店や
商社、あるいはメディア関係者も
閲覧する可能性があります。

最近ではWordPressを活用することで、
少ないコストで綺麗なデザインをすぐに
作ることも可能です。

そこまでは誰しもが対応するのですが、
せっかくWEBサイトを構築したのであれば、
分析を行なうことも重要です。

Googleアナリティクスを活用

WEBサイトの分析ツールはいくつもあります。

無料のツールもあれば有料のツールもありますが、
個人的には無料でも十分だと思っています。

中でもお勧めするのはGoogleアナリティクスです。

その名の通りGoogleが提供している
分析ツールで、タグを設定すれば無料で利用できます。

無料とはいえ、かなり細かいことまで分析できますので、
Googleアナリティクスに関する内容だけで
1冊書籍が発売されているくらいです。

基本的な指標

様々な分析ができる優秀なツールですが、
実際には基本的な指標さえ押さえておけば
まずはOKです。

ページビュー(PV)

ページビュー(PV)とは、ページが「閲覧」された
ことを意味します。
ページが表示されたタイミングでカウントしますので、
例えば同じページを再読み込みしてもう一度表示された
場合は2ページビュー(PV)となります。

セッション・訪問(Session)

セッション・訪問(Session)とは、そのサイト自体に
来た回数を意味します。
ですので、1セッションとはサイトに来てから離脱
するまでの滞在全体を意味します。

サイトを離脱するとは、ブラウザやタブを閉じたり、
他のサイト(Googleアナリティクスのタグが設定されていない)に
移動することを意味しています。
また、最後にサイトを表示してから何もせずに
30分が経過した場合もサイトから離脱したと
判断され、その時点でセッションは終了します。

ユーザー(User)

ユーザー(User)とはサイトに来たユーザーを意味します。
セッションと何が違うのか?という疑問があると思いますが、
明確にカウントの仕方が異なります。
Googleアナリティクスは、同じ「ユーザー」か、
そうではないかをブラウザのCookieを利用して判別します。
ですので、同じ「利用者」であっても異なるデバイスやブラウザで
アクセスした場合には、別の「ユーザー」としてカウントします。

例えば、同じ人がWi-Fiに接続したパソコンと
携帯通信のスマホでアクセスしたら、
2ユーザーとなってしまいます。

逆に言えば、共用パソコンで違う人が
アクセスした場合でも、ユーザーとしては
「1」になるということです。

直帰数・直帰率

直帰とは、サイトにアクセスした最初の
1ページ目だけを閲覧して離脱してしまうことです。

離脱と近い意味合いですが、中でも1ページだけしか
閲覧されずに離脱された場合が直帰となります。

例えば、ランディングページのように
そもそも1ページしかコンテンツがない場合は
直帰率が高くなるのは致し方ありません。

一方で、ブランド公式サイトのような
他にもコンテンツを用意しているサイトで
直帰率が高いと他のページへの遷移が
されていない証拠なので、改善が必要になります。

ページ/セッション

ページ/セッションとは、1セッションあたり
どのくらいのページ数が閲覧されているかの割合です。

例えば1.5といった数値だと、多くのセッションにおいて
1ページか2ページ程度しか閲覧されていないことになります。

逆に言えば3.0といった数値だと平均して
3ページ程度閲覧されていますので、
まずまず良い数値と言えます。

平均セッション時間

平均セッション時間とは、1セッションあたり
どのくらいの時間、サイトに滞在していたかを
意味しています。

この時間が長ければ長いほど、
じっくりとページを読み込んでいることが分かります。

例えば、先ほどのページ/セッションが2.0で
平均セッション時間が5分あったとすれば、
1ページ目もしくは2ページ目をかなりじっくりと
読み込んでいる可能性が高いです。
そのページのコンテンツボリュームで判断できると思います。

ただし1点注意点があります。
平均セッション時間の計測は
該当ページと次に表示したページ時間の
差分を計測するロジックになっています。

つまり、離脱してしまったページの滞在時間が
計測できないので、直帰率が100%だと、基本的には
平均セッション時間は0秒になってしまいます。

目標(コンバージョン)

ブランド公式サイトであれば
製品自体を購入してもらうことが
最大の目標となります。

もしカート機能を自社もしくは
Googleアナリティクスタグが設定可能な
サービスであれば計測が可能です。

詳細な設定はここでは割愛しますが、
計測タグとは別にコンバージョンタグを
購入完了ページに設定すれば、
購入したユーザーがどこから来て
どんなページを経由したかが分析できます。

これが分かるのと分からないのでは大きな違いです。

残念ながらAmazonや楽天市場といった
外部プラットフォームでは利用できないので、
注意が必要です。

改善することが重要

Googleアナリティクスで計測、分析する
最大の目的はサイトの改善に繋げることです。

もちろん、基本的なアクセス数を
把握しておくことも重要です。

しかし、大事なことは
「こんな施策をしたらどうなるか」
「ここのボタンを変えたらどうなったか」
といった施策に対してその結果どうなったのか、
ということをしっかりと分析し、
ノウハウとして蓄積していくことです。

せっかく細かいところまで分析できますので、
Googleアナリティクスを活用して
よりコンバージョンを高める施策や
広告の検討をしていきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA