その後どうなった?クラウドファンディングで終わらない事業戦略

このブログではクラウドファンディングに関して
頻繁に書いてきていますが、業界的にもここ数年で
クラウドファンディングの知名度は上がっている認識です。

それはプロジェクトを実行する側もそうですし、
支援してくださる支援者側の裾野も広がっています。

クラウドファンディングのプラットフォームも増えてきており、
少し前までは片手で数えられるくらいだったものが
近年は様々なプラットフォームでクラウドファンディングが
実施できるようになりました。

一口にクラウドファンディングと言っても
私が取り組んでいるような物販系もあれば、
イベント、店舗開業、社会貢献など様々です。

ここでは輸入物販に関するテーマがメインですので
そこに絞って書いていますが、
輸入物販のクラウドファンディングで最も課題というか
重要なテーマになっていることがあります。

それは
クラウドファンディングを実施して、その後どうなった?
ということです。

このテーマは前回の記事で紹介した
月額制輸入商社コミュニティPIU BizTerrace
でも話題になっています。

輸入に限らずですが、いわゆる商品を作るために支援を募り、
サクセスしたらそのリターンとして商品を送ってお返しする、
という物販系クラウドファンディングの手法は数多くあります。

私自身も何度も経験がありますが、
そういった物販系クラウドファンディングは
支援期間中は金額が動くので盛り上がります。
メディアにも取り上げられたりするのでなおさらです。

しかし、いざプロジェクトが終わり、
リターンの発送が完了したあと、
その後、その商品(プロダクト)はどうなった?
というところの重要性があまり言われていないような気がしています。

今日はそんな「クラウドファンディングのその後」的なテーマでアウトプットします。

クラウドファンディングの目的は様々

ここで改めてクラウドファンディングを活用する意味をおさらいしましょう。
前述の通り、ここでは物販系(商品をリターンにする)クラウドファンディング
という前提で話を進めていきます。

輸入するにせよしないにせよ、世の中に初めて送り出す新商品を
PRしたり、どのくらいのニーズがあるのかを試す場として
クラウドファンディングは活用されています。

専門用語的に言えばテストマーケティングです。

初めて販売する新商品を、いきなりAmazonや楽天市場、
あるいは店舗に置いて販売するのが今までは一般的でしたが、
クラウドファンディングのプラットフォームが整備されたおかげで、
テストマーケティングが出来るようになりました。

Amazonや楽天市場、あるいは店舗に商品を置くためには
当たり前ですが事前に仕入れをして在庫を用意する必要があります。

一方、クラウドファンディングは言わば
予約販売的な仕組みなので、まずは商品の情報のみで
プロジェクトがスタートできます。

商品の情報のみを訴求し、実物は無い状態でも
賛同頂ける、欲しいと思ってもらえる人がいて、
初めてクラウドファンディングが成り立ちます。

このときにお客様のニーズが計れるとも言えますね。

つまり、実行者側からすればリスクが低いのが最大の強みです。
一方で、初めて製造する新商品はその製品の出来具合によって
スケジュール通りに納品(出荷)出来ない、
あるいは当初の商品情報と異なる仕様(またはデザインになる)
というリスクはあります。

特に海外から輸入するクラウドファンディングの場合は
海外メーカーによって納期が遅れたり、
勝手にデザインが変わったりすることは決して珍しくはありません。

先に在庫を積んでおくリスクは無い代わりに、
まだ見ぬ商品をきちんと支援者に送り届けられるか、
提供できるかというリスクというか緊張感はあります。

とはいえ、事前に在庫を積んでおく必要が無い、
という点は我々物販事業を生業とする事業者からすれば
魅力的な仕組みであり、クラウドファンディングは重要な役割です。

クラウドファンディングだけで終わる商品

で、クラウドファンディングを実施すると
プラットフォーム自体の集客力や各種メディアの訴求などで
それなりに商品やブランド自体の認知度が上がります

直接支援に繋がるかどうかは別として、
クラウドファンディングをやっている、というだけで
ある程度の話題性はあるので認知されます。

もちろん、最近ではプロジェクトの数がものすごく
増えてきたので、ただ出すだけでは埋もれますが、
それなりに施策を打てば、よほど残念な商品
あるいは既視感のある商品でない限り
ある程度の支援額も獲得できます。

ただ、ここで問題となるが今回の本題でもある
クラウドファンディングが終わった後、です。

特に輸入系の場合、ここ数年で流行っているのが
海外のクラウドファンディングでサクセスした商品やブランドを
日本のクラウドファンディングで実施する、という手法です。

実際に私も同じようなやり方でクラウドファンディングを
実施した商品(ブランド)はあります。

その手法自体は全く問題ないですし出来るのであれば
活用すべきですが、問題はその後、です。

要するに最初からクラウドファンディングだけしか
考えておらず、その後の展開は考えていない、
もしくはそもそもクラウドファンディングでしか
販売する予定しか無い、というパターンです。

もちろん、それも事業者の自由ですから
どうしようと勝手ですが、そういった商品の場合、
往々にして「そういえばあの商品どうなった?」となります。

クラウドファンディングのプロジェクト期間中は
自分のSNSで一生懸命アピールして投稿するけど、
クラウドファンディングが終わったらピタッと発信が止まり、
その後は何の音沙汰もなし・・・

検索してもAmazonや楽天市場などでヒットするわけでも無く、
本当にクラウドファンディングだけで終わってしまう商品やブランドは
決して珍しくありません。

この点については私自身も人のことは言えません。
実際にクラウドファンディングだけで撤退した商品もあります。

ただ、ここからが重要です。

クラウドファンディングだけの繰り返しは転売と同じ

海外のクラウドファンディングでサクセスした商品を探し、
交渉して総代理権を獲得して日本でクラウドファンディングをする。

このプロセスは慣れた人にとってはそれほど難しくありませんが、
しかしその手間は相当なものです。

そして、そもそもそれだけの繰り返しでは事業としての継続性がなく
いわば転売ビジネスと大差ありません
自社にとって蓄積するモノが無く、
ひたすら手を変え品を変えで同じことを繰り返します。

もちろん一時的にキャッシュを作るためとか、
やってみて上手くいったら継続していくとか、
ある程度の目的意識を持って取り組む分には問題ないでしょう。

しかし、ここ最近はあまりにも
クラウドファンディング輸入転売
みたいな手法が一部のコンサルや情報商材で流行っているらしく、
結果としてクラウドファンディングのプロジェクト数は増え、
差別化が難しくなっていると言えます。

私は転売ビジネスの経験もありますので
頭ごなしに否定する気はありません。

しかし、一生それでやっていくの?
と言われた答えはNOだったので、
転売をやりながら次のビジネスを見据えたり、
新しい商品を扱いながら既存商品を育てたり、
様々な手を打ってきました。

私自身も決して順調にいった方ではないですし、
むしろ結構な失敗もして時間も掛かっています。

しかし、諦めずに何とか踏ん張り続け、
資金をかき集め、資金繰りを何とか維持してきたからこそ、
今となっては徐々に新しい展開が出来るようになってきました。

クラウドファンディングの繰り返しは
転売の繰り返し、手を変え品を変えで
手間ばかり掛かり、しかし残るモノは少ない、
これだけはハッキリと言えます。

クラウドファンディングのその後を実践するために重要なこと

では、実際に私がいま何をしているかと言えば、
今年クラウドファンディングでサクセスしたブランドを
本格的に展開していくための動きをしています。

基本的にはクラウドファンディングが終わった後は
Amazonや楽天市場と言ったオンライン販売が次の一手となります。
理由は単純で、自社でのオンライン販売はハードルが低く、
すぐにでも始められるからです。

もちろん、オンライン販売もしていきますが、
私がいま最も重要視しているのはオフラインです。

オフライン、つまり実店舗での販売ですが、
これは何もいきなり店舗を構える、ということではありません。

例えばですが、ちょうど昨日から小田急百貨店での
期間限定ポップアップストアに出店しています。

その他にも同じような期間限定での出店や
展示会、販売会などオフラインで出来ることもたくさんあります。

この辺りは私自身もまだまだ経験値が浅いので
偉そうにアウトプットすることは出来ませんが、
少なくとも自宅や事務所にこもってオンラインだけを展開するより、
確実に可能性は広がります。

中にはオンライン販売だけで莫大な利益を得ている人もいるでしょう。
1日10分の作業で月収100万円!
といったキャッチコピーは確かに魅力的です。

しかし、人には人のやり方があります。

そして何よりも海外メーカーから
日本での展開を任せてもらっている責任もあります。

そういったことを考えると、自宅や事務所に引きこもって
1日10分の作業だけでそのブランドとの接触が終わるのは
あまりにも寂しい気が、私はします。

別にオフラインにこだわっているわけではありませんが、
これからの時代は益々オンラインとオフラインの垣根がなくなります

実店舗はショールームと化し、
オンラインでは簡単に比較されます。

だからこそ、オンラインもオフラインも
同じくらいの熱量で取り組まなければいけません。
「いけません」というのが正しいかどうかは分かりませんが、
少なくとも今後の私はそういった事業戦略を立てています。

これまでとはまた違った展開もあり得るので
その辺りはまたアウトプットしていければと思いますが、
どう考えても手を変え品を変えをやっていた時期より
少数精鋭、熱量を持って取り組めるブランドや商品に
絞って展開した方がリソース的にもコスト的にも
効率的であるということは確信しています。

クラウドファンディングだけで終わらないために、
継続性のある事業戦略を立て、
着実に実行していくことが
これから求められる、
もっと言えば生き残る道と言えるでしょう。



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ABOUTこの記事をかいた人

合同会社FRONTIER TRADE代表社員。 一人でも出来るビジネスを通じて一生涯に渡って稼ぎ続ける情報を発信するメディア「ひとりカンパニーのススメ」を運営。自らもひとりカンパニーとして輸入総代理ビジネス、Webサイト構築、メディア運営、YouTubeなどに取り組む。