自社ECサイト運営の結論はShopifyがベスト

物販ビジネスをしていると、
既に著名なブランドやオフラインの店舗がある方を除くと
大抵の方はプラットフォームでの販売からスタートします。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング
BUYMA、メルカリなどを利用して販売し、
利益が上がってくると次のステップへ進みたいと
考えるようになるものです。

次のステップとして、
自社ECサイトを運営したい
という戦略が出てくるわけですね。

私自身もプラットフォームを利用しながら
自社ECサイトの運営を行なっていますが、
正直なところ色々と試した歴史があります。

昨今では本格的な自社ECサイト構築サービスから
手軽に自社ECサイトをスタートできるところまで
かなり幅広いサービスがあります。

ざっと名前だけ挙げると、
カラーミーショップ
MakeShop
BASE
STORES.jp
ショップサーブ
など様々です。

自社ECサイト構築サービスは
初期費用、月額費無料で
販売手数料のみといった
ライトなものもあれば、
初期費用、月額費が掛かる代わりに
販売手数料が安かったり、
カスタマイズが豊富にできたりといった
本格的なものもあります。

どれが良い悪いというのは、
自社ECサイトの役割、目的にも
よるので一概には言えません。

私自身はこれまでに
MakeShop
BASE
STORES.jp
は利用していまして、
BASEは今でも一部利用しています。

ただ、今月から自社ECサイトを
Shopifyにて運営を開始しました。

自社ECサイトは各ブランドごとに作っている
公式サイトやECサイトとは異なり、
会社で扱っているブランドや自社商品を
まとめて扱っている自社ECサイトです。

自分で言うのも変ですが、
私自身、WEB関連の会社で勤めていた経験から
WEB周りや自社ECサイトに関しては
結構こだわりというか、
色々試しながら模索していました。

ただ、数ある自社ECサイト構築サービスの中で、
なぜShopifyを選んだのか、
またそれが現状のベストだと
考えているのかを解説します。

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Shopifyとは?


Shopifyはアメリカの会社が運営している
自社ECサイト構築サービスです。
GoogleやAmazonと同じで本体はアメリカですが、
日本でも日本語でのサービスを提供しており、
全く問題なく利用できます。

詳しいサービス内容は公式サイトを
見ていただくとして、簡単にまとめると、
・14日間お試し利用可能(無料)
・初期費用は無料
・月額費が9ドル、29ドル、79ドル、299ドルから選択可能
・販売手数料はカード決済+αでだいたい5~8%くらい
といった感じです。

つまり完全無料ではありませんが、
最もミニマムだと月額1000円ちょっとから
運営ができるので、ハードルは高くないと言えます。

販売手数料は各種プラットフォームに比べると
手頃だということもお分かりいただけるでしょう。

とはいえ、ここまでは他の自社ECサイト構築サービスと大差ないですが、
注目すべきは
・決済サービスが充実かつ簡単
・カスタマイズ性が超充実
・物流のアウトソーシングが可能
・SNS連携(販売)が簡単
の4点だと感じます。

詳しく見ていきましょう。

決済サービスが充実かつ簡単

決済サービスは自社ECサイトにおいて最重要です。
特にクレジットカード決済の用意はマストですが、
自社ECサイトで1からやろうとすると、
プログラミングやセキュリティの問題など
かなりハードルが高いです。

一方、他社ECサイトサービスでも
簡単にクレジットカード決済が利用可能ですが、
中でもShopifyは他社アカウントの利用
簡単にできる点が良いと感じます。

具体的に言えば、Amazon Payが簡単に導入できるのが
私の中ではものすごく重要だと考えています。

Amazon Payはその名の通りAmazonのアカウントで
自社ECサイトの商品を決済できるサービスです。

Amazon Payを導入するためには
専用アカウントを開設する必要がありますので、
それは事前に対応する必要はあります。
ただアカウントさえあれば、あとは必要なコードを
Shopifyに連携すれば、すぐ導入できます。

つまり、Amazonで販売しているのと同じような感覚で
Amazonユーザーのお客様を
自社ECサイトで利用してもらえるのです。

Amazon Payが利用できるのは他のサービスでもありますが、
Shopifyを利用した理由には他の要素もあるので
その辺りも続けていきます。

カスタマイズ性が超充実

Shopifyの基本的な機能は
他社の自社ECサイト構築サービスとそん色ありません。
・サイト全体の作成、調整
・商品ページ作成
・決済機能
・注文管理機能
・アクセス解析

こうした基本的な機能は当然網羅しているとして、
更にオプションを導入することで、
自分が実現したい自社ECサイトにカスタマイズできます。

WordPressでプラグインを利用して
機能を追加していくようなイメージで、
Shopify内で提供されているアプリが豊富にあります。

無料のものから有料のものまで様々ですが、
それこそ世界中のクリエイターが
Shopifyで使えるアプリを開発、更新しています。

ほんの一例ですが、
・クラウドファンディング機能
・卸売向きのBtoBストア機能
・海外販売向きの通貨レート変換機能
・定期購入機能
・ギフトラッピング機能
など多岐にわたります。

それぞれのアプリは無料もしくは
有料の場合月額課金となります。

つまり、従来の自社ECサイトでは
BtoCモデルが常識でしたが、
Shopifyのアプリを使えば、
例えばクラウドファンディングサイト運営もできますし、
卸売用のクローズドBtoBストア運営もできます。
海外へ販売する越境ECサイトにもなりますので、
単なる自社ECサイトではなく、
自社が取り組みたい仕組み作りが可能になるのです。

例えばBtoB向けのサービスや
クラウドファンディングサービス自体は存在しますが、
Shopify1つで自社の思った通りの
業態にできるのが素晴らしいところです。

もちろん、デザインのカスタマイズや
アクセス解析、コンバージョン計測なども出来ますし、
より詳しく分析するためのツールも
アプリとして用意されています。

一言で言えば、
やりたいことは何でもできる
自社ECサイトサービスがShopifyなのです。

物流のアウトソーシングが可能

私がShopifyを選択した最大の理由がこれです。

具体的に言えば、株式会社シッピーノが運営する
物流システム「シッピーノ」での連動が可能です。

シッピーノではAmazon納品している商品や
提携する倉庫に納品した商品を
他のプラットフォームや自社ECサイトに連携し、
在庫管理と注文、出荷処理を一元化できます。

最初のうちは自社で全ての発送をしても良いですが、
商品数や規模が拡大してくると
物流のアウトソーシングはマストになります。

中でもAmazonに納品するFBAは多くの方が
利用していると思いますが、
FBAを利用しながら自社ECサイトの注文、出荷も
自動化できるのがシッピーノとShopifyの連携です。

私が自社ECサイトサービスに求めていたことが以下の4点です。
・Amazon Payが利用できる
・コンバージョン計測ができる
・物流のアウトソーシングができる
・SNSで販売できる

Amazonは巨大なモールで今でも活用していますが、
よく言われているようにアカウント閉鎖リスク、
競合(相乗り)リスク、販売手数料が高い、
そしてコンバージョン計測ができないことや
お客様の情報を取得できない(特にメールアドレス)
など課題があるのも事実です。

もちろん、それでも余りある販売力があるので
今後もAmazonの利用は継続しますが、
それと並行して自社ECサイトを育てることも重要です。

自社ECサイトは、それこそブランドや商品、
会社自体が有名でない限り、時間が掛かります。

しかし、その代わりに販売手数料を安く抑えられたり、
顧客管理や商品管理の自由度が高いので
将来的には自社ストアだけで運営できるに
越したことはありません。

こうした課題をすべてクリアできるのがShopifyになります。
Amazon Payが利用できれば
Amazonを利用するお客様を獲得できます。

コンバージョン計測が出来れば
広告や販促企画、自然検索など
流入元の効果測定が出来ます。

そして物流を自動化できれば
在庫を一か所に集中することができます。
物流の自動化は単に自分たちの手間を減らすだけでなく、
在庫管理の自動化によって
在庫数の相違による注文ミスを防ぐこともできます。

これらの条件を満たし、
なおかつ負担の大きくない運営費で
始められるのがShopifyということになりました。

SNS連携(販売)が簡単

SNSの中でも物販に相性が良いのがInstagramです。
もちろん商材によってTwitterやFacebookもありますが、
Instagramでは写真を中心に訴求できることから、
特にオリジナリティのある商品や
いわゆるインスタ映えする商品なら
より効果的です。

ただ、Instagramのデメリットは
投稿内にURLを掲載してもリンクされる機能がないため、
プロフィールに自社ECサイト等のURLを
掲載しておくしか導線がありません。

とはいえ、現在のInstagramでは
製品タグ付け」機能が実装されたことで、
掲載している写真からダイレクトに
商品ページへ誘導することが可能になりました。

そのために必要なことは、
Instagramと連携する自社ECサイトサービス
を利用する必要があるのですが、
その中の1つとしてShopifyが利用できます。

私は今まで同じ機能をBASEで使っていましたが、
BASEだと物流の自動化ができない課題がありました。

その点は先ほども書いたように、
Shopifyならシッピーノとの連携で解決できます。

ですので、極端な話ですが物流さえ連携しておけば、
あとはInstagramからの投稿だけで
ダイレクトに商品の販売が出来るのです。

あとは自社が運営するInstagramのアカウントを
育てていけば、極論ですが広告費0でも
売上が立ち、なおかつスムーズな配送まで可能です。

Shopifyのデメリット

先ほども書いたようにカスタマイズの自由度が高い反面、
色々な機能を実装しようとすれば
複数のアプリに課金する必要があり、
その分だけランニングコストは掛かります。

とはいえ、他のECサイトサービスでも
本格的なプランは数万円~数十万円するものもありますので、
それらと比較すれば必要な機能を自分で選べる
という点で使い勝手の良さがあります。

数年前までは日本語サポートが手薄だったようですが、
現在は日本語のサポートも充実しており、
公式サイトでは使い方に関するコンテンツも豊富なので
基本的な機能を使うにあたって困ることはないでしょう。

まとめ

繰り返しますが、ある程度の規模になってきたら
自社ECサイト運営は必須です。

プラットフォームだけに依存するのは
経営的にも精神的にも危険です。

プラットフォームはプラットフォームで利用しつつ、
自社ECサイトと共に自社ブランドや自社商品を育て、
自社だけでもある程度の売上を確保できる
仕組み作りは重要事項となります。

私自身も以前から自社ECサイトの強化を検討していましたが、
なかなか良いサービスに巡り合えずにいました。

今後はShopifyを利用し始めたことで
本格的に自社ECサイトの強化をしていきます。

同時に、まだまだShopifyの使い方や
様々なアプリの良し悪しが把握できていないので、
今後もオススメのアプリなどをアウトプットしていければと思います。

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