輸入総代理ビジネスの魅力と転売やOEMとの違い

最近よくお問い合わせいただく内容で「輸入総代理ビジネスって結局何が良いのですか?」といった質問があります。
もちろん、その前後の会話もあるので回答もそれによって異なりますが、なかなかLINEなどでは説明しきれない内容でもあります。

そこで今回は改めて私がメインで取り組んでいる輸入総代理ビジネスについてアウトプットします。
以前にも何度か書いていますが、私自身もプレイヤーとして実践しながら変化していますので、最近の考えも含めて書いていきたいと思います。

輸入総代理ビジネスの魅力

私が輸入総代理ビジネスを始めたのは約3年ほど前です。
きっかけは現在も所属している輸入商社コミュニティPIUです。もともと転売ビジネスをしており、輸入転売でBUYMAをメインに物販ビジネスをしていた私ですが、転売ビジネスの限界を感じていたところでした。
すぐにどうこうという状況では無かったですが、「転売をずっとやり続けるのは難しい」と感じていました。理由や詳細は後述します。

ただ全く別のビジネスに参入するよりは今までの経験が活きるビジネスをしたいと思っており、そこでちょうど輸入総代理ビジネスに取り組むPIUに出会ったという感じになります。

輸入総代理ビジネスの具体的な魅力や強みは後述していきますが、一番の強みは持続性があることです。

ビジネスにおいて最も重要な要素は持続可能性があることです。持続可能性とは利益を出し続けることだったり、ノウハウが廃れずむしろやればやるほど成長できることです。

もちろん上手くいかない時や失敗したこともたくさんありますが、転売ビジネスでは到底経験できないことや扱えない商品を出来るようになったことは代えがたい貴重な経験です。

では、具体的に輸入総代理ビジネスの魅力や強みをピックアップしていきます。

独占販売契約を結ぶ独自戦略

輸入総代理ビジネスは海外メーカーと契約を結び、メーカーが開発・製造した商品を日本国内の代理店となって販売したり広告宣伝をして普及していくことです。

契約の形態は大きく分けて2つあり、輸入総代理店と輸入代理店になります。
輸入代理店の場合は自社以外にもそのメーカーの商品を扱える会社がいる状態です。その数が多ければ競合になる可能性もありますが、例えば自社で店舗を展開していたり、独自の販売網があればあまり関係ありません。

それこそ身近なところで保険の代理店がたくさんあると思います。彼らは自社で保険のサービスを提供しているわけではなく、あくまでも代理店として紹介し、成約したら報酬を得られるという仕組みになっています。
保険の代理店は性質上、地域密着型が多いですので、いくら同じ保険会社の代理店がたくさんあってもクリティカルな問題にはなりません。

輸入代理店の場合は物販ビジネスになりますので、販路によっては競合する可能性もあります。

そういった意味で、メーカーと独占販売契約を結ぶことが出来れば日本国内では自社だけが唯一販売することが可能になります。

そうなれば当然、他社との価格競争は無くなり、自社独自の戦略を取ることが出来ます。
特に日本では、海外メーカーの輸入総代理店になればクラウドファンディングを実施することが出来ます。
クラウドファンディングは仕入れをする前に受注を取ることができ、なおかつ広告宣伝にもなるので現在の輸入総代理ビジネスでは最初の販路として積極的に利用されています。

メーカーと協力し日本市場を開拓する

海外メーカーと独占販売契約を結ぶことはビジネスをする上で強みになります。
例えば自社商品を営業する際も「この商品は弊社の独占販売商品です」と言うことが出来ます。

海外メーカーにとって日本市場は特殊です。
まず言語は日本語という日本でしか使われていない言葉ですので海外メーカーで日本語が通じる人はほぼいません。
また日本人特有の商習慣や考え方、いわゆる「日本人らしさ」というのが理解できない海外メーカーも少なくありません。

例えば海外企業と商談すると「即断即決」が求められます。彼らからすれば当たり前のことですが、日本人はよく「一度持ち帰って検討します」と言います。
実際に私も会社員時代はよく使っていましたが(笑)

たとえ断るとしても先延ばしせずにその場で断る。
そういった「白黒ハッキリつける」というのが海外の商習慣ですが、日本人は何かと濁したり先延ばししたりする傾向にあります。

こうした違いを理解しながら自分たちで商品を展開していくとなったら、相当な労力が必要です。

そのため、それよりも日本のことを良く知る日本人、日本企業に任せた方が海外メーカーからしてもメリットがあると言えます。

もちろん私たちも海外メーカーの商品を預かり日本を代表して販売することになるので、まさに海外メーカーと共に協力し合いながら日本市場を開拓していきます。

まさにやりがいのある仕事であり、なおかつ利益も得られやすいビジネスです。

商品の横展開が可能になる

海外メーカーの中でも1商品だけではなく、いくつか他の商品も開発しているというメーカーも少なくありません。
たとえ1商品だけだったとしても、その商品の進化版など必ず複数の選択肢があるものです。

仮にAという商品で独占販売契約を結んだ場合、その間はAしか販売できません。
しかし、例えばA商品の販売が好調で積極的に仕入れをしており、会社としても信頼を得ることが出来れば今度は新商品のBを扱うこともできる可能性があります。

メーカーも信頼関係が出来てくれば「次の新商品は彼らに任せてみよう」となるはずです。
この辺りは海外だからではなく、人間同士のビジネスならではです。

信頼関係ができて任せてもらえるようになれば、新商品やバージョンアップ版など次の商品がメーカー側から来るケースもよくあります。
そこで横展開ができれば新しいメーカーを常に探し回るスタイルではなく、1メーカーとガッチリ信頼関係を構築し、そこから複数商品を扱っていく展開も可能です。

転売ビジネスとの違い

物販ビジネスは大きく分けて転売・OEM・代理店の3種類あります。
この3種類を一言で言えば下記の通りです。

  • 転売:国内外の商品を無許可で仕入れて販売する
  • OEM:自社オリジナルの商品を開発、販売する
  • 代理店:メーカーと契約して仕入れ、販売する

それぞれ商品を仕入れて販売する、という意味で共通する物販ビジネスですが、実際に販売する商品の供給元が全く異なります。

転売ビジネスは既に市場に出回っている商品を仕入れ、販売します。
例えばヨドバシカメラでゲームソフトを仕入れ、Amazonで販売する、といった手法です。仕入れ元とは契約している訳でも許可を取っている訳でもありません。
法律違反ではありませんが、グレーゾーンであることは確かで、ビジネスとしても優れたビジネスモデルとは言えません。

その理由も含めて輸入総代理ビジネスとの違いを見てみましょう。

利益率が高い

輸入総代理ビジネスは高い利益率を獲得できます。その理由は単純で、仕入れ先がメーカーだからです。

例えばコンビニで売っているおにぎり。だいたい100円前後で売られていますが、コンビニの店頭に並ぶまでに実は多くの会社が関係しています。

大元となる製造工場、小売店に卸す商社、小売店、消費者といった関係性があります。こうした仕組みは商品をスムーズに流通するために必要ですが、当然、それぞれが利益を取らなければ事業が成り立ちません。

分かりやすく3社だけにしましたが、実際には商社が2社いたりとか、間に入っている会社が多ければ多いほど商品の製造原価から実際の販売価格との乖離が大きくなります

よく、精肉店で「工場直営店」といったキャッチコピーで安く販売しているお店がありますが、こうしたお店は間に挟む会社が少ないからこそ安く提供できるわけです。

こうした流通経路がそのまま価格に影響し、結果としてそれが利益率にも影響します。

話を戻すと、仕入れ先がメーカーであれば製造原価に近い原価で仕入れできるので、利益率は必然的に高くなりやすい傾向にあります。

社会性がある

転売ビジネスは先ほども書いたようにグレーゾーンなビジネスです。
それで稼げていれば良いかもしれませんが、決して人に自慢できるような仕事で無いことはお分かりいただけるのではないでしょうか。

私も実際に転売ビジネスをしていましたので、転売自体を全否定する気はありません。
転売ビジネスをしている時は必死でしたし、その時の経験や利益があるからこそ今の自分があります。

とはいえ、とても人に誇れるような仕事で無いことは確かでした。

輸入総代理ビジネスは海外メーカーが開発した商品を日本を代表して販売できる仕事です。
今まで日本で普及していなかった商品を流行らせ、広めることが出来るやりがいのある仕事です。

商品のカテゴリーによっては、それこそ社会問題を解決できる可能性がある、社会性のあるビジネスが可能です。

価格競争にならない

転売ビジネスは誰でも仕入れできる仕入れ先なので、物凄く情報戦になります。
大事なことはいかに競合他社よりも先に良い情報を入手し、行動し、仕入れて販売することです。

そこに販売戦略などはなく、ただひたすら小売店のセール情報や新商品の販売情報、時にはニュースから売れそうな商品を予測して仕入れるなど、情報が命となります。

同じ転売ビジネスをしている人同士で仕入れ先を教えたり、情報共有することは難しい傾向にあります。
とはいえ同じ商品でバッティングすることが当たり前なので、最後は価格競争になります。

それしか差別化できるポイントが無いからです。

一方、輸入総代理ビジネスの場合は同じ商品で競合することはありません。
確かに似たような商品で競合する可能性はありますが、ただ単に価格で戦うのではなく、独自性や差別化ポイントを訴求すれば価格競争から抜け出すことが出来ます。

お互いにどんな広告施策をしているとか、どんな販路で販売しているか、そういったお互いの情報を共有することも可能です。
この点は私も転売と輸入総代理ビジネスの両方経験があるからこそ分かります。

転売をしている時もコミュニティには所属していました。しかし、そこでシェアされる情報は「誰誰が利益30万円稼いだ!」とか「いまこの商品が熱いですよ!」みたいな感じです。仕入れ先やセール情報など自分の利益に直結する核心部分の話は誰もしたがりません。要は隠さないといけない要素が多かったのです。

一方、輸入総代理ビジネスのコミュニティでは仕入れ原価はもちろん、販売方法や広告のやり方など、包み隠さず共有されています。それは共有しても全く問題ないし、むしろ自分から情報を発信したほうが良い情報も集まるからです。

こうした考え方は輸入総代理ビジネスに限らず大事な要素です。そういった考え方が経験できるだけでも輸入総代理ビジネスの強みと言えます。

OEMとの違い

OEMは自社のオリジナル商品を製造して販売する方法です。
OEMの場合は輸入総代理ビジネスと似ている部分もあるので比較されやすいです。

結論から言えば、OEMはやってもいいビジネスです。実際に私もOEMで商品を開発、販売したことがありまし、今後もやっていきたいと考えています。

とはいえ、違いを知っておくと「自分がどちらをやるべきか」といった判断ができるので知っておいて損は無いでしょう。

販促素材が充実

OEMは、まさに0から商品を開発していきます。「どんな商品を作るか」からスタートします。
だからこそ良い商品を作ることもできますが、その分だけやることが多いのも事実です。

特にいざクラウドファンディングをやったり販売しようとなった時に必ず必要な販促素材がありません。
販促素材とは写真や動画、商品の説明文などの情報です。

輸入総代理ビジネスの場合、こうした販促素材はメーカーが用意している場合がほとんどです。
たまに販促素材が不足しているメーカーもいますが、その場合はメーカーに依頼することもできます。

OEMだとこうした販促素材の用意も自分たちで対応する必要があるので、その分の時間やコストは発生します。

小ロットの調整が可能

OEMをする場合の取引先は工場かOEM代行会社になります。
工場に直接依頼する場合、確かに1個あたりの仕入れ原価は安いですが、ある程度まとまった個数をオーダーする必要があります。そうしないと工場は動けないからです。

最小ロットの相場としては1,000個、少なくとも500個は製造しないと対応してくれません。
OEM代行会社に依頼すれば、代行会社のネットワークでもっと小ロットで製造することも可能です。しかし、そこには製造原価に加えて代行会社の利益も入るので、仕入れ原価は高くなります。

輸入総代理ビジネスの場合も確かにある程度の個数を求められる場合がほとんどです。
メーカー側もたくさん仕入れてもらってたくさん売って欲しいので最初から小ロットOKというところは少ないでしょう。
しかし、そこは交渉によって減らすことが出来たり、実績によって優遇される可能性が十分にあります。

私が個別サポートしている方でも「最初は500個と言われたけど交渉したら200個になりました!」という報告をいただくこともよくあります。

工場に直接依頼するOEMの場合はラインを稼働するのに必要な最低ロットが決まっているので、交渉の余地はありません。
そういった意味で輸入総代理ビジネスの方が柔軟性はあると言えます。

輸入総代理ビジネスでステップアップを

私もかれこれ3年以上、物販ビジネス、輸入総代理ビジネス、そしてOEMも含めて色々実践してきました。

結論として転売ビジネスは余程のことが無い限りもうやりませんが、輸入総代理ビジネスとOEMは今後も続けていきます。

今回は輸入総代理ビジネスの魅力や強みを中心に書きましたが、OEMにも強みはあります。
ただOEMの場合は商品を開発するところからがスタートになるので、いきなりビジネス初心者の方が取り組むには少しハードルがあるのも事実です。

そこで私がお勧めするのは、もしビジネス初心者、物販初心者だという方は輸入総代理ビジネスからスタートし、商品を仕入れて販売する経験と利益を積むのがお勧めです。
特に最初だったら輸入総代理店にこだわる必要もなく、普通に輸入代理店として商品を扱えるようになり、Amazonなどで販売するだけでも経験と利益を得られます。

海外メーカーという強力なパートナーがいるからこそスムーズな販売が可能です。

輸入総代理ビジネスは販売することがスタート、OEMは作ることがスタートです。スタートラインが違います。

こうした特徴やそれぞれの強みを踏まえたうえで、私はまず輸入総代理ビジネスで経験と利益を得て、そこからもっと大きな海外メーカーにトライしたり、数量を増やしたり、あるいはOEMでオリジナル商品を製造する、といったステップアップにしていくのがベストではないかと考えています。

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